昨夜の米株が堅調だったことと、そして何より、エヌビディアがH20製品を対中輸出再開できるというニュースが場中に流れて半導体関連銘柄が上昇したことにより、日経平均+0.6%、TOPIX+0.1%と反発しました。

 

指数がプラス圏マイナス圏をふらふらしている中での絶妙なニュースで、下方トレンド入りを否定して上昇できたわけですが、東証プライム市場の値上がり/値下がり銘柄比率は38%/57%と、一部銘柄の上昇でなんとかなった感じで、全般これから上へというわけではありませんでした。

今晩の米6月CPI待ちでリスクを取れないということもありました。イベント通過待ちとなります。

 

今日もまた長期金利が上昇し、日本金融市場のトリプル安警戒もあるわけですが、いまのところ強い米株市場に支えられていまして、こちらも週末の選挙待ちということですね。

 

グロース250指数は-2.2%となり、中小型株は大きく下げました。

 

長期金利が上昇していたり、米CPI前、日本参院選前のリスクオフムードだったり、なのでモメンタムがなかったりと、中小型株全般が売られやすい状況です。

 

引き続き無理せず、いい買い場を待つところと考えています。

個別銘柄個々での値ごろ感判断もありますが、全体からの目安としては、ドル円が147円を割って明確に円高傾向になるか、グロース250指数の700ptまで下げて戻り始めるか、といったところがいい買いの目安となりそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]