昨日後場の戻し、底堅さの流れが続き、日経平均+0.3%、TOPIX+0.6%と反発しました。

日銀副総裁の講演が思ったほどタカ派でなく、円安傾向となったのも日本株を後押ししました。

 

バフェット氏の買い増しが先週明らかになった三菱商事+3.0%を中心に商社株が買われ、TOPIX卸売業指数はセクター指数ベストパフォーマーとなりました。

以下海運や鉄鋼、ガラス・土石、石油・石炭や保険、銀行セクターが続き、今日はバリュー株物色の日となりました。

 

引け後さらに円安になっており、自民森山幹事長らの辞意を受けたものかと思われましたが、欧米諸国の超長期金利上昇とポンド安が進んでおり、欧州時間のリスクオフの方が大きそうです。

日経平均を含めた各国の指数先物が下落中です。

 

いずれにせよ今週は米国の統計発表が多く、大きくリスクは取れないところですので、まあいいと言えばいいのですが、相変わらずグローバル市場は落ち着かず、しかしかえって日本株の堅調さが目立ちます。

引き続きいい押し目買いのチャンス探しですね。

 

ここで勝負に出ることもないのですが、個別銘柄で日東紡(3110)に注目しています。

AIサーバー向けガラスクロスの生産設備増設の話で昨日、今日と大きく上げています。

モノは違いますがAIサーバー向け銅箔好調の話で三井金属(5706)がこのひと月で急上昇、2か月前に比べて株価は倍以上になっていますので、日東紡もこれに続けるかどうか、楽しみです。

 

グロース250指数は-0.4%と続落しました。

円安傾向の中で買いがやや引っこんだ感じがあり、中小型株は今日はリスクオフのアンワインド売りもちらほら見受けられました。

タイミー-3.5%、カバー-4.9%、トライアル-1.9%、フリー-1.9%、MTG-3.1%など主力がそこそこ下げているのは良くはありませんでしたが、指数の下げの多くの部分はこれ良銘柄の下げで説明でき、良ファンダメンタルズのパフォーマンスはそれほど悪くありませんでした。

 

やや我慢の時というか、時間経過待ちという感じです。

いいタイミングをじっくり待ちましょう。

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]