米株市場が米利下げ観測継続で堅調だったことを受け、日経平均+0.9%、TOPIX+0.6%と反発しました。

 

オラクルが好決算を発表して時間外取引で28%以上株価が上昇し、ソフトバンクG+7.3%を筆頭に、アドバンテスト+3.3%、ディスコ+3.2%、フジクラ+5.6%と売買代金TOP4を半導体・AI・データセンター関連銘柄の大幅上昇で占め、市場を盛り上げました。

 

日経平均+378円のうちソフトバンクGが+223円、アドバンテストが+112円で計335円の寄与度なので、これ以外は実は上がっていません、と言ってしまうところだったのですが、TOPIXもTOPIXコア30の+0.9%もしっかり上げていますので、半導体等関連銘柄のみならず金融関連銘柄や景気敏感株も買われており、機関投資家の買いは全般にしっかり入っていたようです。

ただ、今日のところは今晩の米8月PPI待ちということで全体の売買代金は昨日より減っており、リスクオンで大きく上昇!とはなりませんでした。

トレンドが出るのは、今晩のPPIと明日の米8月CPI待ちとなります。

 

グロース250指数は+0.1%と、今日は大型株中心の相場となり、中小型株はややおとなしめました。

 

10%ディスカウント(553円)で2,100億円もの公募が決まったメタプラネットが、一時8%超安(563円、公募価格を割らず)から切り返し、+16.3%のストップ高で引けた驚きがあり、市場の雰囲気は決して悪くありませんでした。

雰囲気を良くしてくれたとはいえ、メタプラネット1銘柄で1,100億円以上の大商い(全体で第5位の売買代金)で、中小型株市場のエネルギーを全部持ってかれた感じの中での中小型株しっかりは、中小型株にもちゃんと買いが入っていることのあかしともいえましょう。

 

中小型株は引き続きいい感じです。

米PPI、CPIのイベント明けを待ちましょう。

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]