今日の日本株は日経平均+2.2%、TOPIX-0.2%、グロース250指数-2.6%と、指数間、銘柄間でパフォーマンスが大きく分かれるマーケットとなりました。

 

日経平均+2.2%(+1,088円)はシンプルといえばシンプルで、昨日引け後に決算を発表したアドバンテストが+22.1%のストップ高となり、その寄与度が+1,077円ありまして、アドバンテストが上げたので日経平均も上げましただけといえばだけ、脅威の上げといえばそれはそう、といった感じでした。

 

なので、今日の相場を語るのはなんか野暮といえば野暮なのですが、

アドバンテストも7,700億円の大商いでしたが、その次ソフトバンクGも6,400億円商って+3.9%(寄与度207円)。レーザーテック+7.7%、キオクシア+7.5%、フジクラ+4.8%、ディスコ+4.7%が続きまして、半導体関連銘柄のフィーバーが続きました。

売買代金のその次が、特別注意銘柄指定、日経平均から削除といったニュースで昨日ストップ安のニデックが、今日は-5.3%。

で、三菱重工+0.7%を挟んで、東京エレクトロン+3.3%(寄与度+105円)、ニデックの代わりに日経平均に採用されるイビデン+7.4%とまたも半導体関連銘柄でした。

 

TOPIXは-7.6ptでしたが、アドバンテストの寄与度+8.9pt、ソフトバンクG+3.5pt、日立(+3.7%)+3.1ptがあってのものですので、それがなければ指数はもっと下がっていました。

昨日からの売り圧力が今日も続いた感じです。

 

グロース250指数は大きく下げ、中小型株の売り圧力もTOPIX同様に昨日に引き続きであり、そして今日は昨日よりも愛のない売りといいますか、個別銘柄の下げ%がどんなに大きくなろうともアルゴで淡々と売りをこなす、そんな感じでした。

個別銘柄プレーヤーは非常にきつかったですね。

 

グロース250指数(引け値703.43)は前回、前々回の安値を切ってきており、700の心理的サポートを試しにいっております。

ここを切るとはっきりとした下値のメドがなくなります。

 

ファンドの解約か何かはまだ情報が入らないのですが、パターン的には明日(月内決済最終日)でそうした売り圧力は一旦終了し、30、31日は少しお化粧買いやテクニカルリバウンドで戻す、そんな確率が高いはずです。

大型株指数が高値警戒で崩れると、一緒になって崩れて少しやばい展開になる可能性もあり、油断はできないところなのですが、大型株指数横ばいかやや下げくらい、中小型株リバウンド、の展開を期待してみています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]