米FOMCは想定通りの0.25%ポイント利下げながらパウエル米FRB議長の会見はややタカ派、米中首脳会談は無難に超えたようだがはっきりとした結果がなかなか伝わってこずモヤモヤ、日銀金融政策決定会合は想定通り現状通りでとりあえず安心ということで、どっちつかずながら盛りだくさんなイベントをとりあえずこなし日経平均+0.0%、TOPIX+0.7%と堅調な動きとなりました。

 

引け後の植田日銀総裁の会見がややハト派ととらえられ、ドル円が現在154円台の円安となり、日経平均先物もつかえが取れた感じで上昇しております。

 

やや利食いモードで下げる(ソフトバンクG-3.7%、決算も悪くディスコ-8.2%)銘柄がありながらも、半導体関連銘柄(アドバンテスト+0.7%、フジクラ+3.5%、キオクシア+8.1%)や防衛関連銘柄(三菱重工+2.0%、決算が良かった日本アビオニクス+14.7%)といった今年のテーマ株は強く、日本株の頑健さが強く感じられました。強いです。。

 

決算の良かったNECが+13.1%、アナリストの判断投資判断上げ(だけぐらい)でストップ高したレーザーテック+21.2%など、時価総額の大きいものが大きく動ける驚異のマーケットが続いています。

 

売る材料がない、買い遅れた投資家が多くといった好需給環境が続き、何かなければ買い持ちでついていくだけですね。

 

グロース250指数は+0.6%と、日経平均以上、ほぼTOPIX並みの上げとなり、中小型株全般上昇しました。

 

前場は昨日コメントした通り、大型株横ばいで中小型株リバウンドという展開になってほっとしていまして、日銀金融政策決定会合が終わってからは大型株主導にいったん戻った後、引けにかけてまた中小型株が買われと、中小型株の個別銘柄プレーヤーも一息つけるマーケットになりました。

 

グロース250指数が、ともかく700の心理的サポートを守って上昇してくれたのはよかったです。

まだ物足りない上昇で、そこは明日月末のお化粧買いか、月明けからの年末ラリーかは分かりませんが、タイミング待ちという感じですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]