何か大きなことがあったわけではありませんでしたが、月初の利食いなのか、日経平均リバランス取引での売りが効いた、あるいはまあ円高気味ということもありまして、日経平均-1.7%、TOPIX-0.7%と反落しました。

 

日経平均の下げはいつものごとくソフトバンクG、アドバンテストの下げ分が大きく、そしては今日はファーストリテイリングの下げもありまして、3銘柄でほぼ100%が説明できます。ソフトバンクG、アドバンテストの下げは、TOPIXでも計44%の寄与度がありました。

 

ランチタイムで下方修正を発表した商船三井が-4.9%となって、海運株が売られて海運株指数が-4.1%とワーストパフォーマーになったというのもありましたが、東証プライム市場の値上がり/値下がり銘柄数比率は52%/44%と値上がり銘柄のほうが多く、特に下げたという感じがなかったといえばなかったところでもありました。

 

今日の指数の下げは、まあ気にしなくてもいいでしょうといった感じです。

ただ、日銀の利上げ観測に関するコメントがまたちらほら出てきていますので、金利、ドル円には要注意ですね。

 

レーザーテックが引き続き強く+8.3%、住友電工が+7.3%と大きく上昇、ソシオネクストが-20.1%と大きく下落というのが目を引きました。

日経平均銘柄入れ替えでは、削除のニデックが+4.5%、採用のイビデンが-1.8%と逆の動きとなりました。

 

グロース250指数は-0.3%と耐え、中小型株はそれほど悪くない動きでした。

 

データセクション+10.1%、FFRI+2.4%といったところに救われている感じもありましたが、主力のサンバイオ+0.5%、QPS+4.0%、GNI+3.9%といった強さもなり、中小型株の売り圧力はさすがに減ってきた感じがポジティブでした。

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]