海外機関投資家の買いが継続し、しかし米ハイテク株安につれて日本の半導体関連銘柄弱くということで、TOPIX+0.2%、日経平均-1.3%と指数の強弱は分かれました。

 

TOPIXコア30指数が+0.2%であり、東証プライム市場の値上がり/値下がり銘柄比率は75%/21%でありと、全体的には悪くなかったですよね。

一方で、先週金曜日にオラクルのCDSが悪化していたり、ブロードコムが決算後に想定以上に大きく下げたりと、米AI関連銘柄懸念は続いておりまして、日本でも売買代金TOP5でソフトバンクG-6.0%、キオクシア-7.0%、アドバンテスト-6.4%、フジクラ-4.4%、レーザーテック-2.5%と関連銘柄が商いを伴って大きく下げました。

TOPIXバリュー指数+0.7%、TOPIXグロース指数-0.3%とバリュー株優位も想定通り続いており、そしてまだ続きそうです。

 

グロース250指数は+1.7%と上げ、中小型株は希望の光レベルをやっと超え、大きく値上がりしました。

 

主力でトライアル+8.2%、Aiロボティクス+13.2%、タイミー+2.3%、MTG+4.5%、GA technologies+5.4%といった動きが非常に良かったですね。

寄ってからは下げましたが本日上場のAlbalinkがIPO価格比+35.0%、直近上場銘柄FUNDINOが+16.4%と、IPO界隈も盛り上がりました。

直近大きく上げていた銘柄で下げるものも目立ち、また、東証グロース市場売買代金も微減するなど、大きな波が来ているところまではいきませんでしたが、循環物色の資金は確実に来ておりました。

 

明日上げられれば、まだしばらく中小型株の強さも続くことができるとみています。

期待してます。

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]