円高傾向もあり、スッキリとしたクリスマスラリーのパワーが不足気味でして、日経平均-0.1%、TOPIX-0.5%と反落しました。
クリスマスで市場に流動性がないことを利用しての、実弾での為替介入が警戒されていることで円高ドル安になりやすいことがあり、さらに韓国で口先介入があってドル売り圧力もありまして、そこそこ強い円高方向となって日本株の売り圧力となりました。
東証プライム市場の売買代金は3.9兆円まで減っており、売り圧力が少ないなかでのラリーが期待される中、今日は不発となりましたね。
売買代金1位のキオクシア+6.6%、9位で格上げもあったSCREENの+10.0%を筆頭に半導体関連銘柄が強く、市場のエネルギーが少ない中で主役に資金が固まった形となりました。
非鉄金属相場の上昇をはやしまして、住友金属鉱山+7.3%、JX金属+4.4%などの金属銘柄の上昇も目立ちました。
グロース250指数は+0.0%で、中小型株も今日はそれなりの動きとなりました。
大型株同様、こちらもエネルギー不足の中で人気銘柄に資金が集中し、直近IPO銘柄であるパワーエックスががストップ高で+24.4%、本日IPOのフッパーがIPO価格比+22.4%、イーサリアム関連TORICOが+20.3%、宇宙関連Synspectiveが+4.0%で、東証グロース市場売買代金のトップ4を占めました。
物色の広がりを待ちながら、こうした銘柄でのプレーでしのぐ形ですね。
ポートフォリオマネージャーつぶやき
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