日経平均は-1.2%、TOPIXは-0.6%、グロース250指数は-0.5%と続落しました。
ホルムズ海峡の閉鎖継続や、他の戦線を開く意思表明など、イランの強硬姿勢が続くなかで原油が一段高となり、加えてリスクオフのドル買いで円は159円台後半まで売られました。
以前なら円安は輸出株の追い風でしたが、この水準まで来るとコスト高と景気不安を意識させる悪い円安で、株には逆風だった一日でした。
ただ、原油の上げ方や円安の進み方に比べると、今日の株の下げはそこまで深くありません。
下がったら買い、といった買いは確実に入っていました。
日経225のSQは52,909.45円(前日引け値比-2.8%)とかなり低い水準で決まりましたが、これをそのままネガティブと見る必要もないと思っています。
ここまで大きなフローが出たことで、しばらくはデリバティブ絡み以外の歪んだ需給が減り、相場が少し素直になる可能性もあるからです。
もっとも、週末にトランプ大統領が何か動くのではないかという警戒は残っており、引けにかけても買い切れないまま終わりました。
いつもなら幻のSQ後の戻りを期待したいところですが、今回はいったんSQ値を意識してさらに下を試す展開も頭に入れておいた方がよさそうです。
片山財務相の為替に対するコメントは以前ほど強いものではなく、また、引け後には日銀の次回会合での利上げ見送り観測も意識され、円高期待は持ちにくいままです。
メジャーSQにもかかわらず東証プライムの売買代金は7.6兆円と盛り上がりに欠け、手詰まり感の強い地合いでした。
大型株では、石油・石炭や商社がしっかりで、相場全体の下支え役でした。
一方で、自動車、鉄鋼、機械などの景気敏感株は売られ、円安メリットよりも景気悪化懸念の方が強く意識されています。
決算絡みではホンダ-5.6%がEVなど電動化戦略の見直しに伴う巨額損失計上を嫌気されて大きく下げ、また、ソフトバンクG-4.5%は格下げで軟調でした。
中小型は、指数は下げましたがグロース市場の売買代金が2,100億円超まで増えるなど、個別銘柄の雰囲気は指数ほど悪い状況ではありません。
今日は、パワーエックス+11.0%、タイミー+10.7%、アストロスケール+4.2%、QPS+7.0%、トライアル+4.1%など、主力どころに強いものが見られました。
材料株系では、日本ギア(原発)+17.1%、住石ホールディングス(人工ダイヤモンド、石炭)+15.2%、マイポックス(人工ダイヤモンド)+11.8%、ウエストHD(代替エネルギー)+9.4%、ACSL(ドローン)+6.3%が目立つ一方、バイオ関連はGNI-10.9%、3Dマトリクス-20.9%、オンコリスバイオファーマ-5.2%と、引き続き厳しい動きでした。
来週も原油と中東情勢に振らされやすい構図は続きそうです。
買いは引き続き入っていますので、とにかく市場が落ち着いてくれればというところですね。
今週もお疲れさまでした。
ポートフォリオマネージャーつぶやき
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