本日の日本株は、日経平均-0.2%、TOPIX+0.2%、グロース250+2.2%と、指数ごとに様相の違う一日でした。

 

注目のNVIDIA決算。

売上高は前年比+106%、次の四半期のガイダンスも市場予想を大きく上回り、数字としては良かったです。

ただ、この手の銘柄の決算発表時の常として、まずは出尽くしで時間外に売られ、その後の説明の内容を見て5%程度の上昇まで戻す、という展開になりました。

 

今晩の米国市場でどうなるともつかないこの値動きに、日本株はとりあえずのショートカバー的な寄り天の可能性も高いなと思っていましたが、日経平均は見事にそんな感じでした。

寄って数分で高値の66,955円、その後はずるずると売られて、10時には安値の65,782円とマイナス圏に沈みました。

しかし、そこから一度プラス圏を回復し、引けはまあ再度売られましたが66,131円の-0.2%と微マイナス。

悪い需給がほぐれつつあることを感じさせ、それほど悪くない雰囲気での引けでした。

 

日銀の氷見野副総裁の講演と会見が、今日はもうひとつの主役で、利回り曲線がきれいにフラット化し、金利上昇の恩恵を受ける銀行業は+0.7%と買われました。

業種別では非鉄金属+1.5%、石油・石炭製品+1.1%、電気機器+0.6%が上位。

下はその他製品-1.3%、精密機器-1.0%、医薬品-0.7%と、サービスやゲーム、医薬品といったところが売られています。

 

半導体・AI・データセンタ関連は、まさに「寄りが天井、そこから売られて、また買い直された」を絵に描いたような値動きでした。

指数への寄与度が大きいアドバンテストに利益確定売りが膨らみ-3.1%となって、日経平均の重しとなりました。

 

一方で、岩手県に新しい製造棟を建設し1兆円超を投資すると伝わったキオクシアホールディングスは+5.0%。

電線・光の一角も堅調で、フジクラ+3.7%、古河電気工業+4.7%、住友電気工業+2.0%でした。

 

そして今日も、中小型株がさらに盛り上がりました。

 

グロース250指数は+2.2%、東証グロース市場の売買代金も前日から大きく増加しています。

 

グロース市場の売買代金トップ6で見ると、4位のアーキテクツ・スタジオ・ジャパン-14.5%を除いて、いずれも大商いで大きく上昇しました。

1位のTerra Droneが+12.8%、2位のGOが+8.2%、3位のアスタリスクは+24.2%のストップ高。

5位のパワーエックスが+4.6%、6位のフリーが+10.9%です。

 

テーマで見ても、サイバーセキュリティのFFRIセキュリティが+14.4%のストップ高、レアアースの第一稀元素化学工業が+15.8%、ドローン・防衛まわりと、物色の幅が広い。

この流れは、まだ続きそうですね。

 

今晩のNVIDIAの値動きと、ジャクソンホール会合での田村審議委員の発言が、当面の焦点です。

 

また明日に期待です。

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]