今日の日経平均は-1.3%の64,075円、TOPIXは-1.4%の4,009ポイントでした。

 

昨夜の米国では、渦中のAIクラウドのコアウィーブを米大手証券が買い推奨に格上げし、S&P500+0.4%、ナスダック総合+1.1%、SOX指数も+1.6%と9営業日ぶりに上昇しました。

これでひとまず半導体株安主導のベアマーケットは終わりかと期待していたのですが、夜間の日経平均先物は弱く、悪い予感もしていました。

 

韓国でこの日上場したデータセンターインフラのエリスがIPO価格から32%急落したこともあってか、KOSPIが-3.7%と大きく下げ、日本株は再び半導体・AI株主導の下げ相場となりました。AI投資への不安が終わらないです。

イランがホルムズ海峡への主権行使に言及して原油価格が高止まりしていることも、インフレ・金利上昇への警戒として全体相場の重しになりました。

 

指数の下げは1%台にとどまっていますが、値上がり銘柄比率は東証プライム21%、スタンダード18%、グロース14%と全面安商状で、指数以上に重苦しいマーケットでした。

業種別では銀行業-4.3%、非鉄金属-5.7%が33業種の最下位2つで、上位のその他製品、小売、医薬品でも+1%前後と、逃げ場はかなり限られていました。

 

東証プライムの売買代金上位12銘柄のうち10銘柄が半導体・AI関連、2銘柄が銀行で、いずれも下げています。

太陽誘電-5.1%、ソフトバンクグループ-6.0%、フジクラ-6.5%、みずほ-5.0%は5%以上の下落、キオクシア-3.4%、アドバンテスト-1.7%、レーザーテック-1.0%、イビデン-3.6%、村田製作所-2.3%、三菱UFJ-3.7%、東京エレクトロン-2.6%、ディスコ-1.4%と並び、半導体関連と銀行がそろって下げては打つ手なしといったところでした。

 

周辺でも古河電気工業-5.9%、住友電気工業-6.1%、三井住友FG-3.8%と下げ、レゾナックは高値15,710円から崩れて13,875円の-10.8%で引けました。

非鉄や銀行など信用買い残の多い銘柄の売りが激しく、個人投資家の信用手じまいが出たのではとの見方もあります。


一方でファーストリテイリング+2.0%、任天堂+1.6%は逆行高でした。

 

グロース250指数は-2.7%と、今日も大型株より中小型株の方が下げました。

 

ネットセキュリティではサイバーセキュリティクラウド-9.6%、昨日までの10営業日で+225.4%上がっていたセキュアヴェイルは、さすがに利食い売りが先行して今日は-27.3%のストップ安でした。

マイナンバーカードのショーケースは一時ストップ高からストップ安の-19.4%で引け、ELEMENTSも-9.6%でした。

ネットセキュリティ、マイナンバーカード両方のビジネスを持つサイバートラストは-7.0%でした。

 

主力どころもジーエヌアイグループ-4.0%、GO-5.1%、パワーエックス-7.6%、QDレーザ-6.5%と売られています。

 

日経平均はこの5営業日で-5.5%、グロース250指数は-6.4%です。

ここまで売られると押し目を拾いたい気持ちにもなりますが、半導体・AIと銀行という相場の両輪がそろって崩れている中では、無理に動く局面ではないと思います。

来週は29日早朝にFOMCの結果、30日に日銀会合と大きなイベントも控えていますし、引き続き、嵐が過ぎ去るのを待つといった感じの相場展開ですね。

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]