指数は先週に引き続きほとんど動きませんでしたが、11/11の米10月CPIショック(インフレ懸念、金利高懸念が落ち着き、指数は大きく上げたわけですが、選好されるファクターがそれまでと真逆になり、ヘッジファンドのパフォーマンスは非常に悪かった)からの、巻き戻し(11/11に大きく買われたPERが超高いグロース銘柄が売られる、ほとんど買われなかったか、むしろ売られたぐらいのいいファンダメンタルズ銘柄が買われる)が今日も続き、個別株プレーヤーとしてはやりやすいマーケットが続いています。

 

東証グロース市場売買代金は本日も増加し、需給面の好調も続いているようで、こちらもいい傾向です。

 

とはいえさすがに巻き戻しの巻き戻しというか、最近売られていたバリュエーション高い銘柄に買い、買われていたファンダメンタルズのいい銘柄に売り、もちらほら見え、落ち着いてきたように思えます。明後日が休日ということもあり、リスクオフの売りが明日出る前に今日アンワインド、といった動きもあったようです。

 

日本の休日23日夜には、米で11月開催FOMC議事要旨公表があり、市場が過剰な反応をする可能性があります。明日は気持ちポジションを整理(小さめにする)して、休日を迎えたいと思います。

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]