こちら「ロスカットルール適用での投資行動」のルールをまとめているのですが、分かりづらいというご指摘がありました。

そこでこの記事では、リサーチのコラム(DX)をご契約の場合における、ルールの具体的な使い方を解説します。

 

1.運用資産の確定

余裕資金が500万円ある場合を想定してみましょう。

全額、弊社で資産運用をされる方は、500万円となります。

一方、配当目的株やインデックスファンドでも運用しながらその残りを弊社の推奨銘柄で運用したいという方もいらっしゃると思います。配当目的株やインデックスファンドで200万円を買っており今後もこの枠を維持されるのであれば、弊社の推奨銘柄での運用資産は、300万円ということになります。

以降、運用資産を300万円として話を進めます。

 

2.1銘柄を買い付ける金額

過去のデータ上、弊社の推奨銘柄を20銘柄を超えて同時に保有するということは非常に希なので、1銘柄を買い付ける金額は、運用資産の20分の1を推奨しています。

運用資産が300万円の場合は、

300万円÷20 = 15万円

となります。

「株価が2000円(一単元20万円)を超える銘柄はどうするの?」という疑問を持たれる方がいらっしゃると思いますが、1株から売買できる証券会社も増えてきましたので、そういう証券会社を使うこともご検討ください(参考記事)。

 

3.具体的な買付方法

弊社のリサーチのコラムの新規推奨の場合には、必ず、以下のような文言が入っています。

この「現値」というのは、直近の終値となります(場中の推奨の場合は、リサーチ担当がコラム作成中に確認した株価)。「1銘柄を買い付ける金額」をその終値で割ってください。サンワカンパニーの場合、

15万円÷678円=221.2

となります。

221が、買い付ける株数です。小数点以下を切り捨てるか、四捨五入するかは、ご自身の好みで良いと思います。

この221株を、場が終わってからの推奨の場合は次の日の寄付きに成行買い。場中の推奨の場合はその日に成行買い、もしくは、次の日の寄付きに成行買いすることをおすすめしています。

 

4.手仕舞い方法

リサーチのコラムには、さらに、このような記述があります。

弊社がおすすめする「ロスカットルール適用での投資行動」での手仕舞い方法は、この記述に基づく以下の3パターンのみです。

  1. 推奨時から終値で20%以上下落した場合、次の日に手仕舞う(記事中のロスカット株価もほぼその株価となっています)
  2. 銘柄の目標株価に到達した場合、その日に目標株価で手仕舞う。当日の手仕舞いが難しい場合は、次の日の寄り付きで手仕舞う
  3. 上記のどちらにも該当しない場合、推奨日から6ヶ月経過した日に全て手仕舞う

aからcまでのうち、一番早いものを選んで手仕舞いを完了してください。

 

ルールの具体的な使い方の解説は、以上となります。

このルールを厳密に守った資産運用をすることで、トップページに掲載のシミュレーション上のパフォーマンスに近いものになりますし、新規推奨銘柄が出たものの運用資金が足りずに見送るということも殆どなくなると思います。

ぜひご活用ください。

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弊社の投資判断・分析者の投資推奨には絶対の自信を持っておりますが、またその一方、助言業務の営業をやっていますと、お客様から学ぶことも多々ございます。考えてみれば日本の中小型株は個人投資家こそが主役のマーケット。助言者としてアドバイスしながらも、主役たるお客様との情報交換を通じて得たマーケットの全体感や今ホットなテーマ、個別株などを情報を、リアルタイムでお伝えしていこうと思っています。