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【総評】

年内最大級のインデックスイベント、10月のTOPIX FFWが公表された。 

速報値から少し数字が変わり、リバランス片側1.6%、金額にすると約1.5兆円程度となる見込み。

東証の日々の売買代金は34兆円であり、非常に大きいリバランスである。

 

1.現在進行中のインデックスイベント 

  • TOPIX 10月30日月末リバランス(FFW公表10/6)
  • Russell/Nomura 11月17日定期見直し(公表11/1)

 2.今後のインデックスイベント

  • TOPIX 11月29日月末リバランス(公表11/8)
  • MSCI 11月30日定期リバランス(公表11/15)
  • FTSE 12月15日定期リバランス
  • 配当再投資先物買い(12/27,28、権利付き最終12/27)
  • TOPIX 12月28日月末リバランス(公表12/7)

3.スケジュール一覧

 

 

1.現在進行中のインデックスイベント  

  • TOPIX 10月30日月末リバランス(FFW公表は10/6)

10月TOPIXのFFWリバランスは、公表後、初日は順方向が目立ったが、その後は大きな動きは見られない。足元、リバランスは1%弱順方向という状況。

速報値から少し数字が変わり、リバランス片側1.6%、金額にすると約1.5兆円となる見込み。

買い筆頭であるゆうちょ銀行は、事前予想されていたのでサプライズ無し。

売り筆頭の東芝はTOB成立銘柄で、年金系の多くはTOB申し込みで既に保有していない(キャッシュになっている)。一方で、ETFに関しては、多くの場合でパッシブスケジュール通りに行動をとることから、リバランス通り売りとなろう。

実際のリバランスでは、計算値の半分以下の売り株数となると思われるが、スクイーズアウト(買い取り)=TOB価格で固定されているため、鞘取りの買いも多く入ってくる事から、売りインパクトは気にしなくてよい。

業種的には、売り方向上位で電機(東芝)、情報通信(NTT)、精密(HOYA)、小売、買い方向上位で卸売(商社)、銀行(ゆうちょ)、化学(信越)、海運となっている。

主な銘柄は、

売り銘柄:東芝(6502)1,500万株(半分として)、NTT(9432)6億株、みずほ(8411)2,500万株、HOYA(7741)350万株

この続き:572文字

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インデックス(リバランス)分析のコラム

収益機会として日経平均のリバランスを利用したトレードははあまりにも有名ですが、TOPIXについても収益のチャンスは大きいといえます。また違った切り口でのインデックス投資のニーズが機関投資家から年々増すとともに、MSCI(サブシリーズ含む)、FTSEはその残高を増やし、そして新たに生まれたスマートベータインデックスも重要度が増しています。このコラムではそうしたインデックス(主にリバランス)についての分析、そしてそれを投資に生かす提案を行います。

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