金曜日の日経平均の動きは面白かったですね。勢いでバブル後高値更新を朝から目指し50円程度のところまで迫ったが、利食い売り圧力でそこそこ下げ、しかしやはりそこはさすが絶好調日本株で後場に再度上昇するも今度は80円程度及ばずで、再び利食い圧力で下げて引け。教科書通り的というか、がっぷりよつの展開というか、ファンダメンタルズを超えた凄まじさが感じられました。

その後オーバーナイトでは米1月PPIが強かったことにより米株が下げたこともあって、日経平均先物は38,230円(金曜日現物引け値38,487.24円)まで下げて週末を迎えました。

 

明日月曜日から仕切り直しでまた最高値更新を狙いに行くわけですが、ドル円が150円を切る円高に向かうようなことがなければ、上方トレンドは崩れなさそうです。野村証券や大和証券が24年度末の日経平均株価予想を上方修正していまして、こうしたい流れも引き続き後押しになりそうですね。ただ、ザラ場上がったところでまた売り下げられる展開になるようであれば、更新まで時間が掛かるかもしれません。一方、陰線で38,000円を切るようであれば少し嫌な感じで、短期下値警戒したほうがいいかもしれません。

 

グロース250指数が+3.8%となるなど、中小型株は引き続き好調で、派手な動きはしているが引けでの騰落率はそれほどでもない大型株になんとか追いつこうとしてる感じですね。グロース250指数で770pt(金曜日の引けは753.25pt)辺りは少し抵抗がありそうなところですが、すんなり超えてくれば、あとはロングでほったらかしでいいぐらいの相場になりそうなので、そうした展開を期待しています。

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]