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【総評】
3月第4週(3/25~3/29)の投資主体別売買動向をみると、海外投資家が2週ぶりの売り越し(1兆1800億円)、個人は2週ぶりの買い越し(3,900億円)となった。
注目されていたGPIFの配当再投資先物買いに関しては、統計上ではほぼ実施されていたように見える。過去、配当権利付き最終日でのオペレーションが大半であったが、3日間の時間分散での対応となっていたように感じた。
【1】現在進行中のインデックスイベント
- TOPIX_4月26日FFW・調整係数(数値公表4月5日)
【2】今後のインデックスイベント
【3】スケジュール一覧
【1】現在進行中のインデックスイベント
- TOPIX_4月26日FFW・調整係数(数値公表4月5日)
足元でTOPIX指数時価総額(FFWによる指数株数調整後)は約520兆円となっている。
一般的にTOPIXのパッシブ運用規模は2割前後とされており、簡易的に520兆円✖️2割=約100兆円と試算される。
この運用規模100兆円は大きく二つに分けることが出来る。(裁定取引なども存在するが誤差レベル)
①ETFを中心とした投資信託
②GPIFが代表である年金
①投資信託のシェア5割=50兆円
ほぼ教科書通りにリバランスを実施する。トラッキングエラーを避けるために、リバランス基準日に全て実行すると思って良い。
②年金のシェア5割=50兆円
ある程度のトラッキングエラーを許容されている。つまり、リバランス基準日に全てが動くわけではない。
リバランス基準日より前から動き、リバランス日も引値ギャランティだけではなく、VWAPなども混在、更に基準日通過後も継続する部分がある。
この4月のリバランス金額は、片側約2,700億円、今回の注目度が高いのは、買いのファストリテーリングである。
買いのファストリテーリングは、一銘柄で1,400億円前後と大きく、買いポート内半分以上を占有しており、この一銘柄で決まると言って良いであろう。
ざっくり、自己株償却+TOPIX型の売りvsファストリテーリング買いとなり、NT倍率は上昇しやすい。
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