今日もまたエヌビディア決算発表前のリスクオフだったり、日経平均39,000円の壁だったりでとしてしょうがない部分もあるのしょう。日経平均-0.8%。TOPIX-0.8%、東証グロース250指数-1.4%と続落となりました。

 

ETFを除いた売買代金4位までを半導体関連銘柄が占めましたが、ディスコ+0.9%以外は、レーザーテック-1.2%、ソシオネクスト-0.4%、東京エレクトロンと軒並みマイナスでした。そして相変わらず、半導体関連銘柄が上がらないと日本株全般も上がらない体質を露呈しましたね。

売買代金のその後は三菱UFJ-+0.1%、三井住友F-0.5%と続きますが、円10年債金利が11年ぶりに1%を超えたにも関わらず銀行もそれほど強くなく、証券、保険セクターが強かったものの、全体を押し上げるには至りませんでした。

 

中小型株は、モメンタムを作る住石Hが今日も下げて-6.9%、名村造船も-6.6%、その他東証スタンダード市場では米JVが法的再建手続きとのニュースが出た千代田化工建設が-12.1%と大きく下げるものが目立ち、ビットコイン関連銘柄のメタプラネット+50.0%以外はスタンダード市場銘柄は総崩れ的雰囲気でした。東証グロース市場では、AI関連銘柄のLaboro.AIが+7.8%、Kudan+19.3%、ヘッドウォータース+4.4%と気を吐いた分だけ少しマシでしたが、指数ウェートの高い銘柄は総崩れで、こちらも雰囲気は悪かったです。

 

東証グロース250指数は年初来安値を更新しての安値引け(624.66)。いよいよ22年6月20日ザラ場安値607.33、23年10月24日ザラ場安値618.70が近づいてきてしまいました。明日エヌビディア後で反転なるか、大事な局面となっています。

ただ、指数先行で下げている感じであり、個別銘柄は踏ん張っています。指数の下げをあまり気にしすぎることなく、良ファンダメンタルズ銘柄での勝負は継続していくべきだと考えています。

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]