非常に高いアナリストコンセンサスを見事に上回る決算を発表したエヌビディアは時間外取引で+6%以上の上昇となり、それを受けて日本株も半導体関連銘柄が大きく上昇、電気機器や機械なども買われて、日経平均+1.3%、TOPIX+0.6%となりました。

今日も売買代金上位を半導体関連銘柄が占め、1位から6位がレーザーテック+6.3%、ディスコ+8.0%、ソシオネクスト+3.8%、東京エレクトロン+1.8%、TOWA+3.5%、アドバンテスト+5.4%と大商いで大きく上昇しました。

東証プライム市場の値上がり銘柄数は+52%で、半導体関連銘柄しか上がってないような印象もありましたが、素直に乗って半導体関連銘柄でプレーするもよし、循環物色狙いで銀行株、コモディティー関連株を狙うも良しで、プレーの仕方は色々出来ますね。日経平均は今日39,000円を超えて引け(39,103.22円)まして、ここから上は全体的に重そうですが、39,000円を割らない限りは個別銘柄ロングでトレーディング的にも楽しめそうです。

半導体関連銘柄でプレーするのであれば、出遅れ感のあるソシオネクストや日本マイクロニクスが面白そうで注目しています。

 

さてそうした流れについていけないのが中小型株。グロース250指数は今日も安値を更新し、ザラ場安値614.84は23年10月24日ザラ場安値618.70を下回り、22年6月20日ザラ場安値607.33まであと少しのところまで来てしまいました。その次の安値はコロナ時20年3月13日527.30ですので、さすがにもうそろそろ止まって欲しいところです。

 

何かのショックがあって一気に大きく下がれば出尽くし感も出るのですが、寄ってから大引けにかけてジリジリ下がるようなパターンが続いてまして、投げるところでもない、中途半端な下げなので買えない、買ってはいけないという感じで、動きようがない局面ですね。金利上昇によるバリュエーションの切り下がりを考えてもさすがに安いところまで下がっていますので、引き続きいい銘柄をタイミングをはかって拾うしかやりようのないところです。

明日は金曜日なので動きはあまりなさそうで、来週初からの月末にかけての買いに期待しましょう。

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]