石破首相関連での日本の金融市場の激しい動きはほぼ終わりましたが、まだそれでも何かしら発言は出てくるもので、一昨日の日銀追加利上げけん制発言を昨夜早くも修正したことで、円金利上昇の見方が復活、銀行株が買われ、円高傾向となりました。

 

ただそれでも日経平均+0.2%、TOPIX+0.4%と続伸し、基調の強さは見せました。今晩の米雇用統計前ですので、商いは非常に少なく静かでした。

いつものごとく中小型株は売買代金減少やイベント前のリスクオフに弱く、グロース250指数は-0.5%と反落しましたが、これは来週仕切り直しに期待でしょう。

 

銀行株のほか、中東情勢リスク懸念による原油高でコモディティ関連株が買われ、また電力株も上昇しました。

米港湾スト終結で運賃上昇期待がはげた海運株は、セクターとして-8.2%と大きく下落しました。

個別銘柄に大きなテーマや流れはなく、日々のプレー中心になっていまして、個別銘柄よりは指数でのプレーの方がやりやすい状況が続きます。

 

今日は場中に石破首相の所信表明演説もありましたが、特に目新しいことは無かったように思います。

米雇用統計、週末の中東情勢リスク(イスラエルの祝日明けである今夜から報復再開の可能性あり)への注目が続きます。

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]