昨夜の米雇用統計は強いとも弱いともどちらでもとれそうな数字で、とりあえず米株は強く始まっていましたが、米エヌビディアが+5%から下落を始めてまさかの-3%に引っ張られて全般弱くなり、その流れを引き継いで日本株は日経平均-2.4%、TOPIX-0.1%と反落しました。
日経平均の動きの中身についてはもうあまりコメントしないようにしているのですが、さすがに今日はその下げ幅(-1,198円)に対し、アドバンテスト、ソフトバンクG、東京エレクトロンで‐1,325円と3社で寄与度が100%を超えるという異常ぶりでして。
これにつられて今日も防衛関連銘柄、造船株などが売られましたが、不動産、陸運、建設など内需株は非常に強く、東証プライム市場の値上がり/値下がり銘柄数比率が81%/16%と全面高といってもいい状況でした。
見ている株、持っている株によって今日のマーケットの感覚はずいぶん違うものになったこと思います。
売りはCTAなのか利食いなのか両方なのかといったところですが、いずれにせよこういう状況で積極的な買いは入ってきませんので、売りが止まるまでは見ているだけ的ですね。
片山財務相による為替介入に関してのコメントが今日一段階上がりましたので、3連休中かもな為替介入も(このレベルではないとは思いますが)警戒する向きが増えており、買いは一層入りづらくなっています。
プレーするのであれば、内需株の中で不動産、建設や地銀あたりで遊んでみるぐらいといった感じですね。
グロース250指数は+0.2%と、中小型株は小幅高でした。
東証グロース市場の売買代金が増加したのもポジティブでした。
ただ主力株でも材料株系でも銘柄により動きが上下ばらついており、テーマというかトレンドはまだ出てきていません。
中小型株も待ちのスタンスが続きます。
今週もお疲れさまでした。
ポートフォリオマネージャーつぶやき
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