米FOMCとパウエル議長のコメントは、ほぼ想定通りプラスややハト派ということで米株上昇、オーバーナイトの日経平均先物も上昇、までは予想通りでした。

しかし、オラクルの決算がEPSは良かったものの売上高が予想を下回ったことで、東京時間でソフトバンクG-7.7%や三菱重工-4.6%などグロース株の売りがかさみ、日経平均-0.9%、TOPIX-0.9%と今日の日本株は下げました。

 

今日もTOPIXグロース指数-1.1%、TOPIXバリュー指数-0.7%とグロース株主導で売られる展開であり、かつ、TOPIXコア30指数が-1.0%と超大型株が海外機関投資家の売りを浴びたことで、バリュー株が相場を支えるということもできませんでした。

東証プライム市場の値上がり/値下がり銘柄比率は12%/84%であり、指数の下げ幅は小さいながらも全面安商状で、ちょっとどうしようもない感じでしたね。

 

日本時間で米株ショックで下げるけれども、米株時間にはなんでもなかったということも多々ありますし、明日のメジャーSQで需給がほぐれることも期待されますので、明日は少し戻す展開の可能性の方が高いとみています。

 

グロース250一数は-2.2%と、今日の中小型株は大きく売られました。

 

昨日大きく上げた銘柄群が、サンバイオ-12.9%、メタプラネット-10.8%、BitcoinJapan-10.1%と早速大きく売られたり、豆蔵-13.8%、免疫生物研究所-10.1%、Liberaware-7.2%あたりが今日も大幅安だったり、JMACS-17.3%、アール・エス・シー-16.0%、菊池製作所-15.5%、ヒーハイスト-5.5%とフィジカルAIすら力尽きと、いいところがありませんでした。

 

主力株では、カバーが-6.4%と、決算を受けてANYCOLORが-17.3%と下げたのにつれ安しましたが、既存店売上が良かったトライアルが+4.4%と3日続伸したり、宇宙関連でSynspective+4.9%、アクセルスペース+5.0%と上げたものもありで、主力株主導での中小型株上げに少し希望が見えたところもありました。

 

明日のメジャーSQを超え、年末ラリーにスッキリと向かいたいところです。

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]