今日の日経平均は-0.3%の62,693円、TOPIXは-0.8%の3,965ポイントでした。

 

昨夜の米国では、決算発表後に時間外では上昇していたメタが-7.0%と下落するなど、半導体・AI関連銘柄への売り圧力はいまだ止まず、SOX指数がなんと-6.7%、ナスダック総合も-2.6%と下げていました。

メタについては、信用リスクを示すCDSが過去最高に上昇したとも報じられています。

 

日本株も、中東情勢の悪化も重なって相応の下げを覚悟していましたが、寄り付きで下げ、日経平均は一時1,400円超安の61,462円まで売られた後は、上げ下げの一進一退を繰り返しました。

しかし後場になって大引けまで何やら機械的な上げとなり、下げ幅を縮めました。

 

米株の下げ方を考えれば悪くない相場展開で、半導体株も弱かった寄り付きから大きく戻すものが目立ちました。

寄り付き-4.8%だったキオクシアが+1.3%、同-4.7%のレーザーテックが+2.1%、同-6.3%の東京エレクトロンが+0.1%とプラスで引け、アドバンテストも-0.1%まで戻しています。一方、昨日決算を発表したディスコは-3.8%と戻り切れませんでした。

 

業種別では不動産+2.0%、小売+1.2%と内需が買われ、食料品+0.6%、医薬品+0.5%といったディフェンシブも上げました。

一方で銀行-2.3%、海運-2.1%、非鉄金属-1.8%が下位に並び、TOPIX構成銘柄の6割超が下げています。

 

助かったといえば助かったという展開だったのですが、ただまあ今日は売買代金は増えましたが依然セリングクライマックスという感じはなく、下げても戻すような展開ですと、逆に買い玉、特に信用買いの玉が整理されないというか。。。

大きな好材料が期待できない状況であく抜けもないとなると、ここから急上昇というシナリオはなかなか考えづらく、上げないのであればまた下げるしかないというか。

 

TOPIXコア30指数が-1.1%と、TOPIXの-0.8%を下回っているのも、グローバルの中長期投資家が逃げている感があって、こちらも嫌でした。

 

中小型株はグロース250指数が+0.2%と踏ん張りました。

といいましても、東証グロース市場の値上がり銘柄比率は28%であり、時価総額の大きいものが中心に買われた、テクニカルなプラスでしたね。

 

オンコリスバイオファーマ+5.9%、MTG+8.8%、フリー+5.1%あたりが引っ張った感じですが、この3銘柄はいずれも10月30日の入替で新たにTOPIXに採用される銘柄です。

ほかにもエスビー食品+8.0%(東証スタンダード銘柄ですが)、ティアフォー+3.5%と新規採用銘柄が買われ、35銘柄の平均は+0.3%とTOPIXの-0.8%を上回りましたから、グロース250のプラスは次期TOPIX絡みの需給に支えられた面もありそうです。

 

週末前の利食いということもあったか、ネットセキュリティ株はサイバーセキュリティクラウド-10.7%、ZenmuTech-11.8%、ショーケース-8.2%、FFRIセキュリティ-7.0%と大きく下げるなど、今日は弱い流れとなりました。

いずれも昨日大きく上げていた銘柄だけに、反動が出た形です。その中でHENNGEは+9.0%と逆行高でした。

 

あとは週末の地政学リスクの展開次第ですし、来週は日米のハイテク株決算と、日米欧の中銀の金融政策を待つという感じです。

日本では28日にアドバンテスト、30日に東京エレクトロンとキオクシア、米国では現地28日にマイクロソフトとアルファベット、29日にアマゾンが決算発表を予定しており、29日早朝にはFOMCの結果、30日には日銀会合の結果も出ます。

 

今週もお疲れさまでした。

来週にほんとに期待したいです。

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]