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[今回の内容] 

1)TOPIX_7-9月決算銘柄FFW&調整係数見直し(リバランス4/28)

2)公的資金の売りは、とりあえず落ち着いた・・・

3)今後の主なIndex Event

 

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1) TOPIX_7-9月決算銘柄FFW&調整係数見直し(リバランス4/28)

今回のリバランスの全体像は、売り買い片側1400億円強、ターンオーバー片側22bp(金額:1430億円/TOPIX65兆円)です。

元々は買い越しリバランスで、資金的に足りない分、広くTOPIX型を売却することになります。

大きな悩みの種=東芝は、引き続きT O Bネタで揺れています。一時沈静化の動きもあったのですが、依然として火種ありですね。

通常であれば、リバランス日の28日の引値ギャランティがメインとなるのですが、証券会社がこれを決めるのはリスクが大き過ぎます。

何故なら、引値ギャランティを落札した後で、突然、T O Bに関するニュースが流れ、具体的な価格が大幅に時価を上回る価格で盛り込まれたとすると、株価は一気にストップ高買い気配となり、ヘッジが間に合いません。貸株で商いを付ける(=ショートする)と、翌日以降、大幅に踏まれる事になります。

また、最初から自己ポジションでロングであれば、そのポジションを当てればいいのですが、翌日からの大幅な上昇を捨てることになります。

いずれにせよ、対応株数によっては10億円単位の損失(or機会損失)となり、無条件で引値ギャランティに向かうのは、証券会社としては賢くないと言えます。

東芝に関しては、ショート厳禁、引けピンポイントは高値ではないと思われますが、状況によっては、大波乱もありえる・・・という構えが必要です。

一方、全体のリバランス・スプレッドは、+4.8%(4/7終値比)となっています。

基本的には順方向の流れが続く想定ですが、下段の一覧表でも分かる通り、買い方向で中堅銘柄のパフォーマンスが突出しており、これらの銘柄は要注意です。

リバランス日までは当日含めて3営業日しかないので、最低でも半分は早めに利確しておきたいところです。

先週記載した通り、新規採用銘柄では、既に値上がりが目立っている銘柄も散見され、あまり28日の引けにこだわる必要はありません。

売り方向に関しても、リバランス日の引けの手前で手仕舞う方が良さそうです。

引けピンポイントでは、極短時間では順方向でも、ヒストリカル的には高値ではないと考えています。

 

金額上位銘柄は以下の通り。

主な売り方向銘柄・・・7453良品(425万株)、6988日東電(90)、3769GMOPG(57)、4307NRI(213)、7202いすず(600)

主な買い方向銘柄・・・

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インデックス(リバランス)分析のコラム

収益機会として日経平均のリバランスを利用したトレードははあまりにも有名ですが、TOPIXについても収益のチャンスは大きいといえます。また違った切り口でのインデックス投資のニーズが機関投資家から年々増すとともに、MSCI(サブシリーズ含む)、FTSEはその残高を増やし、そして新たに生まれたスマートベータインデックスも重要度が増しています。このコラムではそうしたインデックス(主にリバランス)についての分析、そしてそれを投資に生かす提案を行います。

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