始めにお読みください:インデックス・イベント投資塾 用語説明 / インデックス・イベント手引書

 

インデックス・イベントを利用した取引は、具体的にはどうやって行っていけばいいのか、そうした質問を多く頂いておりますので、何回かに分けまして、取引の簡単な手引きをお送りいたします。

今までこうした取引をされたことのない方々は、こちらを参考に少額でもいいですので実際に試していきながら、取引のツボを学んで頂ければと思います。

経験者の方も、これまでの経験と重ね合わせる、良い復習的な材料となれば幸いです。

 

[今回の内容] 

1)インデックス・イベント手引書(その1)

2)Index Eventスケジュール

3)6月の主なイベント

4)7月以降の主なイベント

 


 

1) ンデックス・イベント手引書(その1)

今まで、データを中心に情報提供してきていますが、売買のタイミングが難しい部分もあり、このコーナーでフォローしていきたいと思います。

まず、直近のMSCIに関して詳しく見ていきましょう。

MSCIリバランスデータの公表は日本時間5/12の早朝、リバランス日は5/27の引けです。

リバランス全体のパフォーマンスは、5/11終値基準で測定すると、約7%となりました。

もっとも、この発表を受けて売買できたのは、早くて12日の寄り付きからなので、情報の確保が12日引けまでには可能だったとして、

12日終値から27日のリターンでは3.2%となります。

つまり、発表後、かなり早い段階でプレポジションが積極的に入り、発表初日でパフォーマンスのザックリ半分は食われてしまっていた※ことになります。

一方、終値で観測したパフォーマンスでは、21日+7.5%、24日+7.6%、25日+7.2%、26日+7.4%でした。

今回のケースでは、リバランス基準日の27日は逆方向であった為、手仕舞いのタイミングとしては、リバランス日の3日前が良かった事になります。

インデックス・イベントで難しいのは、手仕舞いのタイミングが一定ではなく、ケースバイケースである点です。

ただし、リバランス日の引けまでポジションを引っ張るのは得策ではありません。最低でも数日前までに半分はポジションを落としておきたい所です。

更に、の通り、折り込みに行くのが非常に早く、また、その規模も大きいと考えられ、このパフォーマンスのロスを回避するためには、事前の予想の基づいてある程度ポジションを構築しておく必要がある、となります。

もちろん、予想は外れる場合もあるので、確度の高い部分だけポジションをある程度取っておくことがベストな選択でしょう。

 

インデックス・イベントのポジションの取り方

  • 予想段階で確度が高い場合は、ポジションをとる。(プレ・ポジションのプレ・ポジション=プレ2・ポジション)
  • リバランス発表段階では、上記プレ2・ポジションの調整と、公表後のポジション構築(プレ・ポジション)
  • 手仕舞いはパフォーマンス次第であるが、数日前からポジションを手仕舞う。基準日の引けに全てを持ち越さない。
  • 場合によっては、手仕舞いに加えてリバース・ポジションをとる。

 

(MSCIリバランスのパフォーマンス)

 

2) Index Eventスケジュール

定例以外では、POのすかいらーくが金額としては大きい。尚、貸株が薄く、その面からは上に向かいやすい。

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インデックス(リバランス)分析のコラム

収益機会として日経平均のリバランスを利用したトレードははあまりにも有名ですが、TOPIXについても収益のチャンスは大きいといえます。また違った切り口でのインデックス投資のニーズが機関投資家から年々増すとともに、MSCI(サブシリーズ含む)、FTSEはその残高を増やし、そして新たに生まれたスマートベータインデックスも重要度が増しています。このコラムではそうしたインデックス(主にリバランス)についての分析、そしてそれを投資に生かす提案を行います。

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