始めにお読みください:インデックス・イベント投資塾 用語説明 / インデックス・イベント手引書

 

【総評】 

4月第2週の投資主体別売買動向で、信託銀は先物を売り越しているいるものの現物を買い越しており、公的資金におけるリバランス売りは落ち着いた可能性がある。足元で市場は急ピッチで下落しており、ここから一段安が進行して日経平均で35千円台に入ってくると、逆にウエイト調整買いが意識されてこよう。

 

1】現在進行中のインデックスイベント 

  •  TOPIX_4月26日FFW・調整係数

2】今後のインデックスイベント

  •  MSCI 5月31日定期リバランス(公表5/15日本時間の朝)

3】スケジュール一覧

 

 

1】現在進行中のインデックスイベント 

  • TOPIX_4月26日FFW・調整係数

TOPIXリバランスとしては非常に珍しいケースが発生した。

4月18日引け後に、JSR(4185) FFW変更(TOB成立の為)が公表されたが、変更日は4月30日、すなわち基準日は4月26日でありFFWリバランス日である。

問題は、当該銘柄が大きいことだ。単純計算ではFFW変更(0.700.15)で、想定売り需要は約2,300万株・1千億円となる。

当初のリバランス予想は、片側2,700億円、買い方向がメインで、売り方向に見合いのTOPIX型の売りを含んでいたが、上記により、売越しリバランスとなったことで、差分のフローは全くの逆となり、見合いのTOPIX型の買いが必要となった。リバランス日まで一週間ほどでこれほど大きな変更はあまり経験がない。

この続き:550文字

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インデックス(リバランス)分析のコラム

収益機会として日経平均のリバランスを利用したトレードははあまりにも有名ですが、TOPIXについても収益のチャンスは大きいといえます。また違った切り口でのインデックス投資のニーズが機関投資家から年々増すとともに、MSCI(サブシリーズ含む)、FTSEはその残高を増やし、そして新たに生まれたスマートベータインデックスも重要度が増しています。このコラムではそうしたインデックス(主にリバランス)についての分析、そしてそれを投資に生かす提案を行います。

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