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【総評】 

5月第4週(20日~24日)の現物・先物合算の投資主体別の売買は、海外が3週連続の売り越し(-300億円)、個人は5週ぶりの買い越し(+400億円)となった。

同週の日経平均は軟調。エヌビディアの決算に注目が集まった同週、半導体関連を中心に荒い値動きとなるなか、海外は現物(-1,100億円)を中心に売り越し。もっとも、財務省ベース非居住者では取得超過824億円(OTC&ETF含む/先物含まず)となっており、明確に売り越しに転じたとは言い切れない。

個人は逆張りの現物買い(+800億円)が優勢。

全体で積極的な買いは手控えられる傾向がみられるなか、自社株買いの影響から事業法人が買い主体筆頭(2,400億円)。

 

3月本決算に対する配当が実際に手元にくる時期に入っている。

TOPIX発行済み株式数か浮動株ベースで、支払われる配当金額は5-6月で総額約6.5兆円となり、3月末におけるパッシブ配当再投資(約1兆円)を除いて、約5.5兆円が市中に還元される。

ピークは624日の週で3.3兆円、628日に約1.5兆円の支払いが予定されている。

今週は前半のヤマ場で約1兆円の支払いが予定されている。

 

先週末、MSCIリバランスイベントで、日本株はREIT中心に1千億円規模の資金流出が見込まれていたが、相場は非常に強い展開となった。

また、リバランスに伴う売買代金の増加で、5兆円以上が想定されていたが、終わってみれば7兆円の大商い。これは、別にまとまった買い方がいたことになる。国内勢とは考え難いため、おそらく外人であろう。

 

1】現在進行中のインデックスイベント 

2】今後のインデックスイベント

3】スケジュール一覧

4】通過イベント

  • TOPIX530日・月末リバランス
  • MSCI 531日・定期リバランス(公表5/15日本時間の朝)

 

 

1】現在進行中のインデックスイベント 

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インデックス(リバランス)分析のコラム

収益機会として日経平均のリバランスを利用したトレードははあまりにも有名ですが、TOPIXについても収益のチャンスは大きいといえます。また違った切り口でのインデックス投資のニーズが機関投資家から年々増すとともに、MSCI(サブシリーズ含む)、FTSEはその残高を増やし、そして新たに生まれたスマートベータインデックスも重要度が増しています。このコラムではそうしたインデックス(主にリバランス)についての分析、そしてそれを投資に生かす提案を行います。

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