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【総評】
投資主体別売買状況・現先合算(7月5週)-日経平均急落のなか海外が1兆円超の売り越し
7月第5週(7月29日~8月2日)の現先合算の投資主体別の売買は、海外3週連続売り越し(1兆700億円)、個人は4週連続の買い越し(4,700億円)。
この週の日経平均は大幅安。日銀会合の結果を受けて追加利上げ観測への警戒が高まると、円高株安の流れが加速、8月1日は900円安、翌2日は2,200円超の下げとなった。
地合いが悪化するなかで海外投資家は現物(5,500億円)先物(5,200億円)ともに大幅売り越し、前週の1.5兆円に続き1兆円の売り越しとなった。
個人は現物(+4,800億円)を中心に相場急落のなかで押し目買いが優勢となったもようだ。年金に大きな動きは観測されず。
足元の動きであるが、8/4〜8/9の週においては、乱高下の中、年金のウエイト調整買いがジワリ入ってきていると思われる。
金曜日の立会外バスケットでは、それらしいクロスが観測されたが、金額的にはあまり大きくなかった。準公的はその仕組み上、運用は、1・2階部分と3階部分に分かれており、同様な金額で2本に分割されて執行されることが多いが、そうした感じのクロスであった。尚、同様な金額で先物クロスが入っていることから、EFPだったのであろう。
先物を買ったのは、月曜〜水曜だったと考えられる。
いわゆる公的年金(GPIF、地共連・・・)は、四資産(日本株・国内債・外株・外債)を概ね各25%のウエイトとして運用しており、日本株の大幅下落に伴い、調整買いが入りやすい状況にある。
想定ウエイトは21-22%まで下落しており、各資産とのバランスもあるが、公的全体で3-4兆円の買い余力と試算されている。
結果、今週は、ある程度まとまった公的買いが入ってくる可能性が高く、『妙に底堅い・・・』と感じる場面があるかもしれない。
各資産とのバランスがあるので、判断が難しいが、1兆円規模で買いがあっても驚かない。
前記の準公的と同様な手法を取るのであれば、まずは先物買いが走ることになろう。
【1】現在進行中のインデックスイベント
【2】今後のインデックスイベント
【3】スケジュール一覧
【1】現在進行中のインデックスイベント
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リバランスは金額で片側400億円と影響は小さい。気になるのは、新規採用のサンウエルズ(9229)、マクビー(7095)くらい。
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