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【総評】
投資主体別売買状況・現先合算(8月1週)-日経平均乱高下のなか年金とみられる買いも
8月第1週(8月5日~8月9日)の現物と先物の両取引を合算した投資主体別の売買は、海外が4週連続の売り越し(-7,700億円)、個人は5週ぶりの売り越し(-1,900億円)。
同週の日経平均は乱高下。週初の8月5日に-4,451円と下げ。翌6日はその反動から+3,217円と歴代最大の上げ幅を記録した。
海外投資家は現物を大幅に買い越す(+5,000億円)一方、先物をそれ以上に大きく売り越し(-1兆2700億円)。いわゆる短期筋(CTA等)が主導した売りであったといえよう。
個人は急変動する相場のなかで売りが優勢だった(現物-600億円、先物‐1,400億円)。
一方で、買い手の筆頭は事業法人による自社株買い(+4,900億円)。
次いで年金などのリバランスがあったと推測される信託が買い越した(+4,200億円)。
信託の買い越しの内訳は、現物+2,200億円、先物+2,000億円(日経平均ラージ+2,700億円、TOPIXラージ-700億円)となっている。年金は日経平均のベンチマークは無いのでその買いを差し引くと、年金と推測される買い越しは1,500億円(+4200億円-2700億円)と大きくない。
先週のコメントで書いた通り、おそらく、準公的(地共連など)の買いであろう。しかし、思っていたより相場が強く、出遅れて買い損なった感が強い。
【1】現在進行中のインデックスイベント
【2】今後のインデックスイベント
【3】スケジュール一覧
【1】現在進行中のインデックスイベント
- TOPIX8月29日 ・月末リバランス
リバランスは金額で片側400億円と影響は小さい。気になるのは、新規採用のサンウエルズ(9229)、マクビー(7095)くらい。
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