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【総評】
投資主体別売買状況・現先合算(9月2週)-海外投資家は1兆円超売り越し 個人は買い越し
9月第2週(9/9~9/13)の現物と先物の両取引を合算した投資主体別の売買は、海外が4週連続の売り越し(-1.1兆円)、個人は2週連続の買い越し(+2,300億円)となった。
同週の日経平均は週間では上昇。為替に神経質な展開となり、ドル安円高を受けて売られる日が多かったものの米CPIを通過し一転円安となった12日に1,200円高。週間では190円ほどのプラスとなった。そのなかで海外投資家は現物(-1.5兆円)を中心に1兆円超の売り越し。個人は買い越しとなった。
尚、この週はS Q週出会ったため、ノイズが多く、実態が掴みにくい。
信託は、現物では売り越し600億円となっているが、公的年金の買いは少なくとも1千億円はあったはずなので、他に1〜2千億円の売りがあったことになる。この時期、ゆうちょ銀行の指定単独運用の売却が観察されることが多く、この週から次の週まで、その売りがあった可能性が高い。
9/17の週では、少なくとも1千億円、多ければ2千億円の売り観測があり、主体別信託では、9月第2週に続き第3週も売り越しかもしれない。
一方で、先週指摘した公的年金の日本株ウェートであるが、足元の上昇を受けて、24%を回復してきていると思われる。買い余力は5千億円前後となり、急がなくとも、調整可能なレベルにあるといって良さそうだ。
【1】現在進行中のインデックスイベント
【2】今後のインデックスイベント
【3】スケジュール一覧
【1】現在進行中のインデックスイベント
- 日経平均定期入替え、リバランス日9/30
日経平均ウエイトキャップ適用で、ファストリ(9983)の株価換算係数3.0×0.9(掛け目)=2.7となる。日経平均全体の運用規模3万ユニット(みなし額面50円換算)内のファストリの株数は9千万株で、適用後は8.1千万株となる。
除外:日本紙(3863)DIC(4631)
採用:良品(7453)、NRI(4307)
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