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【総評】
投資主体別売買状況・現先合算(9月4週)
9月第4週(9/24~9/27)の現先合算の投資主体別の売買は、海外が6週連続の売り越し(-9,500億円)、個人は2週連続の売り越し(‐6,200億円)となった。
同週の日経平均は週間では上昇。自民党総裁選をめぐる思惑から週間で2,000円を超える大幅上昇となった。
東証集計ベースでは海外投資家は先物(‐8,900億円)を中心に売り越し(現先合計‐9,500億円)となったが、財務省ベース(現物)では+7,600億円の買い超。
財務省ベース(現物)には配当課税クロスの打ち返し(国内から海外へ)が計上されている。一方、東証集計ベースでは、現物の買いは計上されず、この見合いの先物売りだけが含まれており、この分の先物売り(-7,600億円)を差し引くと海外の現先合計の売り越しは大きくない(実質-2千億円弱)。
このクロスの対等となる自己は、先物はこの分の先物買い(+7,600億円)があるハズだが、実際の数字は売り越し(先物-5,600億円)となっており、差し引きで実質-1.3兆円の売りがあったことになる。
自己の先物売り(実質)の内訳としては、配当再投資の投資家への買い決めに絡む売りが推定-7千億円前後、裁定現物買い先物売りが-4千億円前後あったと思われる。
尚、自己の現物買い(5,100億円)は同再投資の買い決めによるヘッジ買いが大半を占有している。
信託(先物)が+1兆2千億円弱の買い越し、投信(先物)で+2千億円強買い越しで。買い越しは計1.4兆円。配当再投資先物買いはほぼ想定通りの金額だったといえよう。
(投信の先物買いの大部分が信託計上されている)
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