11月末時点での弊社ポートフォリオ(シミュレーション)の年率換算パフォーマンスが、+38.1%となりました。
年初来では、+44.4%と絶好調です。

その他の指標です。参考にしてください。

前月比騰落率:+11.5%
(比較 → S&P500:+5.4%、NASDAQ:+4.4%、NYダウ:+5.7%、日経平均:+1.4%、TOPIX:+2.9%、マザーズ指数:+6.4%)

2020年4月からの勝率(=プラス手仕舞いとなった割合):65%
プロフィットファクター:3.2
リスクリワード(ペイオフレシオ):1.7
一銘柄当たりの平均騰落率:14.6%

12月に入ってからピリッとしない相場が続きますが、それでもよいパフォーマンスで今年を締められそうです。

 

ところで、ごく稀に、弊社の方針をご理解頂けず、お叱りを受けることがあります。
それは、弊社の推奨銘柄を決算またぎしたところ、大幅下落して大損した、というものです。
最近もお叱りを受けましたが、その銘柄を弊社が推奨する「ロスカットルール適用での投資行動」で売買していた場合、24%程度のマイナスで損切りとなります。
もしこの銘柄へ、運用資産の多くを割り当てていれば(そのような資産運用を弊社は推奨しません)、確かに大損したことでしょう。

同様に、他の会員様・イチオシ推奨銘柄をお教えした方など、弊社の情報を弊社の推奨しない方法で利用されている方がいらっしゃるかもしれませんので注意喚起させてください。
※中上級者など、ご自身の投資スタンスをお持ちの方は、ご自由に売買下さい。

1.ポートフォリオを組成してでの資産運用を推奨

厳しい目で銘柄を絞り込んでも全ての推奨銘柄が良いパフォーマンスを出せるわけではありません。ですから会員の方には、弊社推奨の銘柄でポートフォリオを組んで資産運用いただくことを推奨しています。トータルで勝てれば良いという方針です。

例えるならば野球チームです。どれだけ優秀な選手を9人選んでも、成果が出せない選手が出てきてしまうのと一緒です。その度に調子が良くなってきた選手と入れ替えたりしながら、結果的に試合に勝てば良いのです。(参考:トップページ記述

ロスカットルール適用での投資行動」にもありますように、最低でも5銘柄、できれば20銘柄でポートフォリオを組成することをオススメしています。
すると、24%下落する銘柄があったとしても、運用資産比で-1.2%~-4.8%の損失(=損切り)に軽減できます。

※なお、今回のケースでは「ロスカットルール適用での投資行動」に基づいてポートフォリオを組成されていれば、当該銘柄で損切りとなっても、運用資産全体としてはプラスとなっている事例と認識しています

2.フォローアップ記事を出すことがあります

今回のケースでは、決算で大幅下落した日に会員様向けにフォローアップ記事を出しました。
ただ、フォローアップ記事を出した時には既に会員を辞められていましたので、お読み頂くことはできませんでした。

銘柄のフォローアップを受けられるのが、会員継続をいただくメリットとしています。

3.決算は目標株価へ至る過程にしか過ぎない

現実問題として、弊社の推奨銘柄の中には、決算発表によって株価が大きく動くものがあるのは事実です(半数以上かもしれません)。また、弊社の想定するものよりいい数字・いい成長ストーリーが出ることもあれば、悪い数字・悪い成長ストーリーが出ることもあります。

良ければ上がる・悪ければ下がる、というものでもなく逆に大きく動くときもあります。これは長い経験を積んできても、本当に読みにくいものです。

しかしながら、ファンダメンタルズ分析を重視する弊社の推奨は、本来は決算があるからどうこうするということはありません。中長期的な成長ストーリーと業績を信じての推奨ですから、決算はそこに至る通過点でしかないからです。

一方で、決算発表によって、銘柄の手仕舞いが必要なケースがあります。それは、悪いストーリーが出てきて、それが弊社がその銘柄に期待するものを覆すものである場合です。(参考:決算またぎはリスクが高いのか?

なお、今回のケースでは、成長ストーリーは崩れておらず、「材料出尽くし(決算は弊社想定内)」でした。

※今回のケースでのフォローアップ記事では、「ロスカットルール適用での投資行動」でのロスカットと、別の投資アイデアをご提案させてもらいました

あと、こちらもよくある誤解なのですが、弊社は推奨する銘柄のインサイダー情報も特別な情報も一切持っていません。
従って、直近の決算が良い決算である保証も無ければ、株価が必ず上がることもありません。

※会社へ会社訪問・取材などを行い、経営陣の生の声は確認しています


 

注意喚起は以上となります。

弊社の推奨銘柄は現在、非常に好調とはいえ、勝率は65%です。
約3分の1は、マイナスで手仕舞いとなっています。

しっかりリスクマネジメントをされて、相場に臨んでください。

もう12月も3分の1が終わりました。
この記事が、来年の投資指針を見直す切っ掛けになれば幸いです。

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投資助言営業マンのコラム

弊社の投資判断・分析者の投資推奨には絶対の自信を持っておりますが、またその一方、助言業務の営業をやっていますと、お客様から学ぶことも多々ございます。考えてみれば日本の中小型株は個人投資家こそが主役のマーケット。助言者としてアドバイスしながらも、主役たるお客様との情報交換を通じて得たマーケットの全体感や今ホットなテーマ、個別株などを情報を、リアルタイムでお伝えしていこうと思っています。