月初はいつも強いということもあり、また引き続き新型コロナ感染者増加数のピークアウト感と、衆院選近しで財政政策期待ということで、本日も日本株は強かったですね。中小型株は全般的には一服感もありましたが、こういう上がり方をするときはまず大型株主導なのでしょうがないでしょう。出番は近いうちに回ってくるはずです。

直近の見通しで何が変わったということもなく、日経平均28,000円越えでのあく抜け期待は継続ですので、変わらずロングを引っ張る感じですね。

 

本日日中の値動きで少しだけ面白かったのは、寄り付いてから30分ほどで1%ほど上昇した日経平均が、菅首相の早期衆院解散を否定する発言で0.5%ほど下がった局面。いかに選挙→株高の期待が大きいかが再確認されました。総裁選の時期だけの問題で、選挙公示・投票のメインシナリオは10月で変わっていませんから、それほど反応するものでもないかと持っていましたが、こういう反応を見ますと、とりあえずロングをキープしなければという思いは強くなりますね。日経平均はその後引けにかけて戻しまして、腰の強さを感じさせました。

 

9/3の米雇用統計を占うものである米ADP雇用統計が先ほど発表されました。出てきた実績の数字は予想よりも少ないものでしたが、市場は今のところそれほど反応していません。米株のオープンを待ちましょう。

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]