昨夜の米消費者物価指数の発表はなんとか切り抜け、米株指数がプラスで東京時間に帰ってきましたので期待していたのですが、日本株の主要指数はマイナス。日経やTOPIXは昨日大きく上がった分があるのでまあしょうがないという感じでしたが、東証マザーズ指数は3%以上下がり、一昨日の終値を下回ってしまいました。

 

中小型株全般弱かったわけですが、誤解を恐れずに言えばというかなんというか、説明しづらいですが、下げの数字ほど雰囲気は悪くなかったという感じでした。プロの投資家は先物をヘッジに使うわけですが、先物ショートがあればヘッジができる、損をしない、今日はそんなマーケットでした。プロが一番嫌なのは、先週あったような、先物を使っても損する、個別株主導で売られるマーケットなのですが、今日は全体が淡々と売られた感じ。個別株レベルでは節目を下回っていない銘柄のほうが多く感じられました。この売りが終わればリバンドできるという期待が持てる、そういう相場つきでした。

 

また今晩も米株で指標発表があり、気を抜けない相場はまだ続きますが、いつも申し上げています米10年債の1.8%、これを上抜けなければ日本株はロングからチャンスがありそうです。

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]