ひどいマーケットですね。。。プロもみんなやられています。みんなやられてるからいいというものでも、もちろんありませんが。。。

 

米FOMCとその後のパウエル議長の会見が、想定よりもややタカ派的だったことがあり、それまでは前日比2%から3%ぐらい上昇していた主要米株指数は、引けにかけて急激に売られました。とはいえダウ平均、S&P500は少しだけ安く、ナスダック指数はむしろ少しだけプラスで引けての東京時間。その後に米指数先物が少し売られたとはいえ、主要日本株指数が3%程度も下がるというのは強い違和感がありました。とりあえず何かあったら脆弱な日本株というのを、またしても見せてしまいましたね。そして中小型株が特にひどかった。機関投資家がリスクを減らすための売りも断続的に出ていました。

 

日経平均で27,000円がサポートされているうちは大丈夫そうと、先日申し上げましたが、そこをあっさり割って26,000円すら危ういところまで下げました。じゃあここで売りかというと、今晩のNY市場を見てみたいです。米株の下げ要因で、日本株がまず過剰に反応して下がった後、その夜の米株はなんてことなくむしろ強かったりして、翌日の日本株が大きく戻るというのはよくあるパターンです。米長期金利も気にしなければいけませんが、まだ1.8%台。原油価格も崩れていません。マーケット全部売りのリスクオフにはなっていませんので、もう少し様子見でいきたいです。

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]