米長期金利とそして米株も、順調に今年来年のFRBの利上げを織り込みつつあった中で、どうしてこのタイミングでブレイナード理事が早期のバランスシート縮小に関してコメントしたのか真意が分かりませんが、ともかくそのニュースを嫌気して米株、特に米ナズダック指数採用銘柄のようなグロース株が下落し、日本株も本日つれ安しました。

ただ、指数中心の下げというか、エクスポージャー(リスク)調整の売りが淡々と出ていただけで、個別株では強いものも目立ち、今日のところは雰囲気はそれほど悪くなかったように思えます。

米金利上昇は株にもう織り込み済みなのかどうなのか、今週いっぱいは注意してみていかなければなりません。今晩の米株、そして明日の日本株がまた下げるようなら、少し買い持ちを売るなり先物を売るなりしておいた方がいいと思います。

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]