昨日の米4月PPIは、前日のCPIとは違って少しインフレピークアウトの傾向がやっと見て取れまして、そして何よりパウエル議長の見解(5、6月のFOMCでは0.75ポイントではなく0.5ポイント利上げの公算が高い)が伝えられたことから、昨夜の米株市場は落ち着きを取り戻しました。
USDTコインも1ドルペックに回帰し、そしてマイナーとはいえSQが明けたこともあって、日本株は下げ過ぎていたぶんの鬱憤を晴らすかのように本日は大幅高となりました。東証マザーズ指数も、昨日の下げ幅を埋められなかったのは残念でしたが、+4.5%の648.65ポイント引けと、節目の650ポイント近辺まで戻ってこれたのは良かったです。
大幅に下げるかもと思っていた大赤字のソフトバンクグループは+12.2%と日経平均を引っ張り、これも今日のセンチメントを良くしていましたね。
今日は決算発表のピーク日でした。想定通り今年度の見込みには慎重なものも目立ちましたが、それで少し売られたとしても織り込んでくれれば、その後は業績相場となって上昇していく展開を想定しています。ウクライナ情勢はあまりいい話が出てくる見込みはなさそうですが、中国のロックダウンの終了が見えてくれば、上昇相場はより力強いものになりそうですね。
ポートフォリオマネージャーつぶやき
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