昨日の日本株は下げとなってしまいました。下半期の取引が名実ともに始まったわけですが、新しい期に入って買い、ではなく、まずはリスクを下げる売り、となってしまったのが悲しかったですね。

中小型株界では、よりそうした動きが見て取れまして、東証マザーズ指数は-2.3%と、指数でみてもTOPIX-1.4%、日経平均-1.7%に見劣りする中、個別株では理由なく更に大きく下げるものが目立ちました。大きく上がっていた銘柄が大きく下げるのはまああるとして、いい銘柄の多くも大きな下げを見せました。ファンドがウィンドウドレッシングの買いで、6月末のパフォーマンスをなんとかもたせたところを、7月に入って早速売ってきたような感じで、これもまた切ないというかなんというかで。。。

昨夜の米株指数は上げまして、日経平均先物も26,295円と、現物の引け(25,935.62円)に対して1%以上上昇しています。月曜日の相場で、26,000円をキープできるようなら少し買い増しますし、できないようならポジション小さ目でほっとく感じになるかと思います。

 

さて今年後半の相場はどうなるでしょうか。インフレはやや落ち着き始めまして、原油価格などのコモディディー、小売価格等はピークアウトが見えてきているようです。先週末の米10年債金利は大きく下げて3%を割りました。これらはポジティブなのですが、ですがここ最近は、だからポジティブで株を買うというよりは、だから景気後退懸念で株を売るという流れになっています。米株ではGDP予測だったり、株価指数予測だったりを下方修正する動きが目立ち始めています。

一方で、インフレ懸念が(日用品など以外は)それほど強くなく、金利上昇懸念が(ヘッジファンドによる利上げを期待した、あるいは余儀なく利上げさせようとしている圧力以外)はそれほど大きくない日本は、グローバル株に対して大きな比較優位を持っています。()内の部分は引き続き注視が必要ですし、だからといって日本株が大きく上がるかどうかはなんとも分かりませんが、少なくとも日本株指数なり、米株指数なりでヘッジ(売り)をするのであれば、日本の個別株に投資する意味は、むしろここ最近ではかつてなく大きくなっているように思えます。あるかもしれないマーケットクラッシュには気をつけながらも、引き続き良質の個別銘柄情報を提供していきたいと思っています。

 

ところで昨日、投資助言営業マンのコラムにて、キャンペーンのお知らせと、上半期の弊社ポートフォリオの成績発表がありました。

【ご入会キャンペーン】主要指数が大幅に下げる中、上半期の弊社ポートフォリオ+12%!!!

弊社リサーチ部門が、リサーチのコラム(DX)にて提供している新規推奨銘柄で、ポートフォリオを組んで投資した場合のパフォーマンスのシミュレーションですが、主要指数が下げる中、大きなプラスのパフォーマンスとなっています。ファンドマネージャーの立場からしますと、これは本当に凄いことだと言えます。ファンドマネージャーは、自分のポートフォリオがどれだけベンチマーク(指数)に対してアウトパフォーマンスしたか(勝ったか)で評価されます。つまり、このシミュレーションで言いますと、ポートフォリオで+12%に対し、インデックスで-8%(日経平均)、-6%(TOPIX)、-33%(東証マザーズ指数)ですので、パフォーマンスとして+20%、+18%、+45%で評価されるということです。指数が上がる相場の中、波に乗ってリスクをとって大きなプラスというのはある程度できることなのですが、指数が下がる相場の中、リスクテークが限られる状況でポートフォリオの成績がプラスというのは中々できません。手前みそにはなりますが、プロの評価方法だとこうなのだということをお伝えしたく、あえて書かせて頂いております。失礼がありましたら申し訳ありません。

弊社リサーチ部門は、当たれば大きく上がるが、外せば大きく下がるかもしれないというギャンブル的な銘柄を推奨することはなく、上はある程度大きく、下は限定的である、そうした銘柄をチョイスしています。数字的に凄く派手なものは出ないのですが、相場で一番大事なことは「勝つ」ことではなく、実は「死なないこと」ですので、それに沿った推奨をしております。長く付き合って頂ければ頂くほど、弊社の価値がお分かりになると思います。これからもどうぞよろしくお願い致します。

あ、そのコラム内で「ご入会キャンペーン」をやっておりまして、会費が最大99%引きになるようです。この機会に是非ご入会をご検討ください!

 

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]