先週金曜日の日経平均は+2.6%。色々悪材料が重なって下げた前営業日の分を取り戻すどころか、意外感のある大幅高。米7月CPI、PPIをインフレピークアウトのサインと捉えて堅調だった米株に追随しました。
そして本日も続伸で+1.1%(引け28,871.78円)。抜けるかどうか注目していた28,500円の壁を先週金曜日に越えた後、さらに上昇となりました。ここから上は取引量が多かったゾーンに入りますので、基本的には上値が重い展開が想定されます。
ただ一つ面白いのは需給面で、中長期目線の機関投資家は上昇局面であまり買っていない、もしくは買えていない、であろうということ。当コラムでも度々指摘してきましたが、先週末の日経新聞の記事(スクランブル)でもその様子がとりあげられ、「守りの姿勢を強めている」「追随買いに動いていない」などのコメントが見られました。
ファンダメンタルズでもサポート材料が乏しく、テクニカルでもここから上は辛そうではあります。一方で、本日の上げで日経平均は年初来プラス(+0.28%)となり、TOPIXも-0.37%まで回復しています。米株堅調など理由は何であれ、ここから更に指数が上がる展開となれば、買い持ちが軽くなっている”買えていない”機関投資家は、指数の上昇に負けないために買いを入れてこざるを得ない状況となります。そうした買いが続くと、心理的な節目である3万円までは、意外に早いということも十分あり得ます。
原油先物は90ドル割れをキープ、ビットコインは24,000ドル以上と、リスクオンの雰囲気は継続しています。このレベルから買いで臨むのは怖いところですが、逃げ足早くを心掛けて、日経の買いでまだ勝負というのは面白そうです。
中小型株界は、先週金曜日引け後発表の決算にいいものが目立ち、ストップ高も含めた大幅高になるものが目立ちました。先週に決算発表後に大きく売られていた銘柄も、すぐに大きくリバンドして元の水準を回復、さらに上昇しているものも多かったです。強すぎて怖くなるというか、さすがに過熱感も目立っていますので注意は必要で、大幅上昇銘柄は少しづつ利食いしながらではありますが、基調としてはまだ買いで乗っていく局面ですね。
ポートフォリオマネージャーつぶやき
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