昨日、上下どちらでも動けば大きいとコメントしましたが、上に大きく動く結果となりました。昨夜発表の米10月CPIは待望の弱い数字(それでも絶対値は強いですが、)が出まして、手控えられていた買いが一気に市場に流入した感じですね。
ただ個別株を見ますと、非常にバラバラな感じも見受けられました。上がってるにしても、指数が+3%なわけですからそれ以上上がってもらわないといけないのですが、どうも指数の上げに負けているものも多かったです。相対的に時価総額の大きなもの、ずっと売られてきたグロース株、などが大きく上がっていて、とりあえず指数を買った、ショートをカバーした、そんな感じでした。弊社リサーチのコラム銘柄にも弱いものが散見され、ちょっと悲しかったです。。。ですが、そうした銘柄は翌日やその後に指数に追い付いてくるものです。来週に期待しましょう。
米CPIの発表の後の翌日のマーケットは、逆に大きく動いたりするのも最近のアルアルです。今晩そんな感じで大きく下がらなければ、日本株も素直に買い足す局面ですが、果たして。
The following two tabs change content below.
ポートフォリオマネージャーつぶやき
1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。
[1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]
最新記事 by ポートフォリオマネージャーつぶやき (全て見る)
- マーケット一言:円高とハイテク株安と米リスクイベント警戒の需給悪とで日本株下げる - 2024年11月1日
- マーケット一言:金融政策維持だが内容と日銀総裁会見がややタカ派で円高株安、しかしグロース250指数は4連騰 - 2024年10月31日
- マーケット一言:日経平均3連騰で39,000円台回復。先物強いがやや様子見で。中小型株に資金の流れ - 2024年10月30日
- マーケット一言:売買代金減少気味だが日本株続伸、中小型株は今日も強い - 2024年10月29日
- マーケット一言:自民党敗北だが上昇、ショートカバーで上げただけか、中小型株非常に強い - 2024年10月28日