今日は小動きながら主要指数は上昇。そして完全に大型株買い、中小型株売り、の様相でした。

 

中小型株売りは、休日前、米FOMC議事要旨公表前ということで、リスクオフの売りということで想定通りなのですが、大型株買いはやや意外でした。TOPIX売買代金も昨日より2割ほど増えていましたし、日経平均よりTOPIXの方が上げ幅が大きかったですので、ショートカバーという訳ではなく、純粋な買いのようです。円安になったからというわけでもなさそうですし、金利の動きなどとも整合性があまりとれず、明後日の値動きを待たないとちょっと良く分からないですね。

 

東証マザーズ指数-0.4%と、中小型株は弱く、指数よりも個別株の方が弱い感じで、やはりリスクオフのポジション縮小売りという感じでした。説明しづらいですが、今日はトレーダーとして少しおっ?と思うことがありまして、東証マザーズ指数の先物がプレミアム(現物株指数より高い)気味でトレードされていた局面があったこと。普段はディスカウント(現物株指数より安い)気味で、SQ前のロールの時期にプレミアムになったりするのですが、SQまで2週間以上ある現在でなるのは珍しいです。先物がプレミアムですと、今後の指数上昇を見込んでまず先物を買っているのではということがあり得るのですが、今日のところはどちらかというと現物株ロング、ヘッジで先物ショートのポジションをアンワインド(現物株売り、先物買い)があったからと考える方が自然で、マーケットの先行き的にはどちらかというとネガティブな感じなのでした。こちらも、明後日の値動きを待たないとちょっと良く分からないです。

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]