昨夜の米11月CPIは+7.1%(前年比)と、高いは高いですが予想の+7.3%よりも低く、米株はこれを好感して、大きく上昇して始まりました。しかし、終わってみるとS&P500指数で+0.7%、ナスダック指数で+1.0%と、上げはしましたが上げ幅の多くを失っての引けとなりました。まあ本番は今晩(日本時間明日朝4時)発表のFOMC政策金利と、その後のパウエル議長のコメントなのだということでしょう。本日の日本株は小幅高となりました。
今回の政策金利の上げ幅は+0.5ポイントの予想が80%となり、まあそうなるのでしょうという感じですが、重要なのはドットチャートとパウエル議長のコメントです。おそらく、金利の上げ幅(ペース)はゆっくりとなるが、インフレはまだ継続しており、政策金利の到達点(ターミナルレート)はマーケットの想定よりも高いものとなる、ということを想定しています。
そうであれば、ポジティブとネガティブの混在となりますので、米株の反応が非常に読みづらいです。今晩の米株の動きだけでは判断しづらく、さらに1~2日の動きを見てからトレンドを判断せねばと思っています。折しも今週金曜日は米株指数先物・オプションのSQでもありますので、SQで需給もスッキリした後の米株の動きを見てからということになりそうです。そうしますと、日本株で本腰入れたプレーは来週月曜日からとなりますが、来週から海外投資家はクリスマス休暇を取り始めますので、ボラティリティが大きくなりそうな中、気をつけながら年末までのプレーということになりますね。
ポートフォリオマネージャーつぶやき
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