先週末発表された米11月PPIが想定より強い数字で、またしてもインフレ・金利高懸念により米株は軟調。日本株もお付き合いで本日小幅安となりました。

ただ、いずれにせよ明日夜の米11月CPIを待ちたいということで、売買代金は非常に少なく、何か大きく動くのではなく様子見というところ。待ちの時間帯が続きます。

 

【フォローアップ】 ANYCOLOR(5032) 現値7,820円

本日は+5.1%と、やっと戻しらしい戻しを見せてくれました。

そして引け後に変更報告書が出てきました。香港幻電有限会社が12/5に市場外で130万株(単価7,900円)を処分していたとのこと。

12/5と言えば、寄り前にSBI証券による100万株の売り出し(単価9,994円)があった日です。

現時点での情報による考察です。

 

1.

12/5寄り前のTOSTNETで、9,994円で61,100株x2の取引がありましたので、SBI証券を通じて、61,100株もしくは122,200株は売却があった。しかしこれは、上記の変更報告書に記載がないので、香港幻電有限会社の売りではない。(誰だか分からない売り手の売り圧力が、938,900株もしくは877,800株残った。)

 

2.

12/5の19時近辺で65万株x2、計130万株のクロスが7,900円で入っている。なぜ2本に分けたかは不明だが、おそらくこれが上記変更報告の、香港幻電有限会社の売り。買い手は不明。

 

3.

12/5から今日(12/12)までの売買高12,067,900株(売買高加重平均単価7,946.4342円)

12/6から今日(12/12)までの売買高10,134,900株(売買高加重平均単価7746.9785円)

香港幻電有限会社から購入した買い手が長期投資家なら良し、あるいは短期投資家だとしても、以上の売買高、売買高加重平均単価から考えて、利食いで売り抜けるのに十分な売買高があったと思われるので、この130万株の売り圧力はもうないのでないか。

 

5.

一方、香港幻電有限会社はまだ1,088,000円株を持っていることになるが、株券等保有割合が5%を切ったので、これをどうしたのかはもう変更報告書が出ないので分からない。また、SBI証券での売却を試みた売り手が、残り株数をどうしたのかも不明。そうした売り圧力が出る可能性はもちろんまだある。

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]