最近のいい流れの中ではまあ大丈夫だろうと思っていましたが、あるいは市場関係者が皆そう思っていたから逆になのか、メジャーSQ週の水曜日の大きな下げというアノマリーを、久しぶりに見ることとなりました。

 

そんなアノマリーのせいかもしれませんし、ドル円で140円がなんとなく今回の円安局面で壁になりそうという不安が少し出てきたからかもしれませんし、ドル建て日経平均が2月、3月の200ドル割れくらいから始まった上昇で、今週月曜日ぐらいから230ドル越えと15%くらいのパフォーマンスのところで利食いが始まったのかもしれませんし、下がってみれば色々理由はつけられます。

 

とはいえ今日の下げは日経平均で-1.8%とそれほど大きくはありません。明日明後日でそこそこ下げると、それが売りを呼んで大きく下げることもあるかもしれませんが、今日のところは上げ一服ということで、それほど心配しなくていいと思います。公的資金の売りが本日出ている感じでもなさそうでしたので、需給がガラッと変わったということでもなさそうです。

明後日金曜日の寄り付きでメジャーSQを超えて、デリバティブ絡みの需給もある程度整理されたところで、さらにそこからスッキリ上昇といきたいですね。

 

中小型株は本日悪くなかったですね。ずっとコメントしていた通り、日経平均の上げが止まれば中小型株に物色が戻ってくるはずということで、今日の日経平均、TOPIXはともに下げていましたが、東証マザーズ指数は+0.3%とプラスでした。日経平均がガクッと崩れてほしい訳ではなく、31,000円台でふらふらしてくれれば、程よいリスクオンをキープしながら、より一層中小型株に買いが入ってきそうですね。こちらも楽しみに待ちたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]