本日の日本株は弱かったですね。先週末(月末)を無事通過し、昨日は大きく上げていた日本株ですが、今日は反落となりました。

 

日経平均は先月中旬ごろに33,800円手前で頭打ちとなり、海外投資家が小幅とはいえ久しぶりに売り越しとなったことが嫌気されてか下げまして、その後反発局面となっていました。しかし昨日もやはり33,800円を超えられず、壁の厚さが印象付けられましたね。先週木曜日に発表になった投資主体別売買動向では、海外投資家が現物株で売り越しになっていましたのが非常に悪い印象で、下げれば買いたい主体は引き続き多いでしょうが、上を買い上がる主体は今のところなさそうです。何度かコメントしておりますが、弊社高値メドは33,700円ですし、34,000円としている証券会社も多いということで、33,500円後半では売りもそれなりに出てきます。しばらくはそれほど買い材料となるようなイベントもなさそうで、ズルズルと弱いマーケットになりそうですが、そうは言っても大きく下げる感じもないので、買いも売りも中々しづらいですね。

 

中小型株は、昨日は先週金曜日の反動で売られ気味であり大きく上げられませんでしたが、今日は下がったながらも日経平均やTOPIXに比べアウトパフォームし、さっそく買いが戻ってきている感じでした。雰囲気は悪くなかったです。ただモメンタムが出ているというところまででは当然なく、こちらも様子見で動けない感じですね。明日明後日でもう少し強い感じが出なければ、1兆円と言われるETFの分配金手当ての売り(7/7、10)が終わる来週まで、上下のトレンド判断を待たなくてはならないかもです。

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]