今日は日経平均-0.0%、TOPIX-0.9%、東証マザーズ指数+0.6%とばらついた動きになりました。

1.日経平均定期入れ替え取引に関し、5千億円程度の売りが想定されていた日経平均は、むしろそれで下げることを見込んだディーラーなどの買戻しで強含み、それは引け後まで続いて、現物の引け値よりも0.5%程度上まで先物が買われたり。

2.ずっとパフォーマンスの良かったバリュー株が、中間期末の益出しがあったのか売られてしまったことや、配当再投資の買いの反動もあって、TOPIXが弱かったり。

3.このところ入っている実需の買いが今日も続いたようで、中小型グロース株が強い結果、東証マザーズ指数がプラスだったり。ただこれは、ヘッジファンドのお化粧買いもあるでしょうから、少し割り引くべきですが。

そんなこんなの色々がありまして、今年の中間期末もばらついた動きとなりました。ただ、マクロ系やファクター系の変なフローは入っていなかったようで、ある程度流れが読める、素直な動きとなっていました。来週以降、上下のトレンドはまだ分かりませんが、素直な動きであればファンダメンタルズで勝負できるマーケットにはなりそうだということで、それが非常にポジティブです。

 

今年も残り3か月。年末までに、まだもう1回は大きなチャンスがあるはずです。とりあえず週末はゆっくりしまして、来週からの年末に向けてのマーケットに備えましょう。

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]