昨夜というか日付変わって本日0時あたりでは、日経平均先物は昨日現物引け値比で下げていましたし、米株もやや弱い感じでしたので、昨年来高値更新のあとは少し一服になる展開かと思っておりました。しかし朝起きてみますと、シカゴ日経先物の引けが昨日現物引け値よりも高いところでしたので、そうではなく勢いのまま上への展開かと考えを改めてはおりました。改めてはおりましたけれども、この上げ幅は全くの想定外でした。年始でポジションの軽いところ、CTAのような足の早い海外投資家が慌てて買いに来たというイメージでしょうか。そうしたケースでいつもみられるように、日経平均(先物)主導での上げとなり、日経平均+2.0%、TOPIX+1.3%と、大幅高で高値更新となりました。

中小型株は、グロース250指数が+0.3%となっているように、全般的に上げはしましたが物足りないものとなりました。ただ本日に関しましては、やはり中小型株は今年もあまり良くないのかと考えるのではなく、今日は展開的にしょうがない1日であり、また明日以降、もしかしたら明日夜の米12月CPI発表後かつ週末超えての来週以降になるかもしれませんが、リバウンドを期待し、トレンドが出るのを待つというスタンスでいいと考えています。

 

さて、市場のコンセンサスもそうですし、弊社もそうですが、今年も日本株は強いと見ておりますので上げることそのものは驚きではありません。問題はここから先の展開で、ここが買い場なのか売り場なのかというところですよね。

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]