先月末まで下落傾向となっていた米金利が、昨日は一時4.4%と上昇傾向が続いたことを嫌気して米株が下落し、今日の日本株は連れ安して日経平均-1.0%、TOPIX-0.3%となりました。
米金利が上昇するのに、為替介入警戒でそれほど円安になれないとなると半導体関連銘柄が売られますし、3月の既存店売り上げが悪かったファーストリテーリングも大きく下げましたので、日経平均主導の下落となりました。東証プライム市場での値上がり、値下がり銘柄数はほぼトントンでしたので、指数は下げたけれども全体は踏ん張ったという印象もありましたね。3月下旬まで日経平均主導で上げてきた動きとはある程度逆な動きで、個別銘柄で勝負できる相場になってきたというのはポジティブです。新年度入りからの荒れた相場が落ち着けば、今年3月までそれほど上げていなかった優良銘柄中心の大きな上げが見れると期待しています。
東証マザーズ指数は-1.9%と今日も苦しい展開でした。ただQPS総研(-16.7%)とフリー(-6.4%)の下げの寄与度が40%以上ありますので、こちらも一応指数ウェートの大きくない銘柄は頑張っていたという印象もあり、昨日に引き続き希望の光は見えている感じもありました。とはいえ、グロース市場売買代金第1位のソラコムが-15.9%となったり直近IPO銘柄やそれに類する銘柄が大きく下げ、市場の雰囲気は非常に悪かったですね。まだ買い場では無さそうで、もしかしたらマージンコールによる投げ売り局面まで待たなければならないかもしれませんが、引き続き雰囲気で大きく連れ安している優良銘柄の買い場を、我慢しながら待つ局面となっています。
ポートフォリオマネージャーつぶやき
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