コンセンサスより上の数字となった米雇用コスト指数を受け、昨夜の米金利は上昇、米株は下落し、そして今晩(日本時間明日2日午前3時)の米FOMC政策金利発表前ということもあり、日本株はリスクオフモードで日経平均-0.3%、TOPIX-0.5%と反落となりました。決算発表後のレーザーテックが+14.9%と大商いで上昇していましたので、何かしらなんとなく少し救われている感じもありましたね。

 

グロース250指数は-0.2%と少しだけの下げでしたが、さしたる理由なく大きく売られる個別銘柄もまだ目立ちました。ただ、先月のような売り圧力が続いているという感じではなく、ゴールデンウィークさなかの平日とあって、買い手が少ないから下がってしまうという感じではありました。

AI関連銘柄であるデータセクション(+8.9%)や、宇宙関連銘柄であるQPS研究所(+4.5%)のようなバリュエーションが高い銘柄が売買代金を伴って上がっていますと、そろそろグロース銘柄に対する買いが戻ってきてくれそうなサインかなとも思います。(まあ、幕間つなぎで値動きの激しい株が商ってるだけという可能性もあるのですが。。。)。希望の光が見えてきたかもしれません。

 

米FOMCというイベント後の買いを明日期待しましょう。利下げ無しがコンセンサスでそれは揺るがないでしょうが、パウエル米FRB議長がどれだけタカ派的になってしまっているかはちょっと心配です。

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]