先週金曜日あたりから、バイデン大統領に大統領選をあきらめさせようという動きの報道が過熱しており、日本株では早くもトランプトレードの揺り戻しが起き始めていました。週末に正式にバイデン大統領が撤退を表明したことで、今日もトランプトレードの逆方向の動き(全体でも個別株でも主に売り方向)がみられました。
同時に、民主党の次の大統領候補者は誰になるのか、政策はどうなるのか、トランプ前大統領とどちらが勝つのかといった不確実性の増大が嫌気され、また、従来からあった半導体関連銘柄への売り圧力も継続しと売り材料が多かった今日は、日経平均-1.2%、TOPIX-1.2%と続落となりました。
東証プライム市場で値下がり銘柄数比率が83%となり、全面安といった感じではありましたが、売り材料の多さや大型株の動きからの印象よりは、指数の下げ幅は小幅だったように思います。東証プライム市場の売買代金も3.3兆円と薄商いでしたので、ガッツリ売る必要は無いのだが少しリスクを減らしたい売りと、リスク要因があり過ぎでとりあえず買いが引っ込むという動きだけといったところですね。
週末のリスクイベント真っ先に織り込んでしまう東京マーケットのいういつもの悲しいところであり、とりあえず下げといて今晩米株市場待ちといったところですので、今この段階で日本株をどうこうするところではありません。結構ありがちな、我々界隈で言うところの米国なんちゃって攻撃(米国発の要因で日本株が下げるのだが、米国株は下がらずで翌日の日本株戻す)を期待しましょう。
そしていつものごとく、リスクを最も引き受けてしまうのが中小型株で、グロース250指数は-2.7%と大幅安となりました。ラッセル2000の大幅上昇も止まり、上昇要因に欠けるところで致し方ないところです。
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