「メジャーSQ週の水曜日は大きく下げる」のアノマリーがありますが、今日は日経平均-1.5%、TOPIX-1.8%、グロース250指数-2.9%と下げました。

 

前場は少しだけ下げていましたが、今晩の米8月CPI前のリスクオフでしょうがないかなというぐらいでした。

お昼ごろに終わったトランプvsハリスのTV討論でハリス優勢という見方が強くなり、後場からはトランプトレード(税制拡大などによる株高)の巻き戻し、株式市場にネガティブなハリスの政策に対する嫌気で大きく下げました。

ドル円が8/5の安値141.70円を割ってから円高が加速して一時140円台までの円高となり、これが更に日本株の売りを呼んでしまいました。

 

一方、下がった時に入ることが多い、14時もしくは14時半からの買いが今日は14時半からスタートしたようで、日経平均は35,253.43円の安値から急速に切り返し、35,619.77円での引けとなりました。連れてドル円も141円台半ばまで戻しました。

この円高でこの程度の日本株の下げで済むのであれば、逆に日本株の底堅さに対する安心感をうみましたね。

下げはしましたが、強い基調自体は崩れていません。

現在日経平均先物は35,950円まで戻しています。

 

ただ今晩の米8月CPI(日本時間21時半)は、次回(9/18)米FOMCでの下げ幅が-0.25%なのか-0.5%なのか、利下げのペースがどうなるかにとって非常に大事な指標であり、それ次第で明日はまた分かりません。

どちらかというと、ほどほどに強気な数字が出て、米景気後退懸念後退でドル高、株高という見方の方が多いようです。

上方向目線は残しつつ、イベント通過待ちとなります。

 

 

 

 

 

 

無料メルマガ登録

無料メルマガでは、プロが選んだ推奨銘柄やマーケットコメントなど、株式投資をする上で役に立つ情報を配信
ご登録は、以下にメールアドレスをご入力ください:

個人情報保護方針を確認し、同意する。

The following two tabs change content below.

ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]